
新しく社会人となり、3年以内に働いている会社を退職し、就職活動をする人たちの事を業界用語で第二新卒と呼ばれています。
長期的に会社に勤めることなく転職活動をしている第二新卒者はその立場上、企業からの市場価値がとても低いように感じている人もいるかもしれません。
今までのキャリアを活かし、立場を上手く利用して転職活動をすれば新卒では決して入れないような企業に転職することも可能です。

そこで今回の記事では、第二新卒の皆さんにおすすめの転職サイト・転職エージェント13社を紹介していきます。
- 第二新卒におすすめの転職サイト13選
- 第二新卒の転職サイトを地域から探す
- 第二新卒の転職サイトの選び方は?
- 第二新卒って?
- 第二新卒の転職傾向は?
- 第二新卒は転職が有利?
- 第二新卒で転職するメリットは?
- 第二新卒で転職するデメリットは?
- 企業側が第二新卒採用をメリットに感じている3つのこと
- 第二新卒が転職に失敗してしまう理由4選
- 第二新卒の転職を成功させるための7つのアドバイス!
- 第二新卒者は営業がおすすめ?
- 第二新卒で営業に向いている人の特徴5選
- 第二新卒が営業職に転職するには?
- 第二新卒が営業で成果を上げるための方法は?
- 第二新卒は出世しずらいのか?
- 第二新卒が出世しやすい転職先3選
- 第二新卒で出世をするための方法4選
- 第二新卒は自己分析後の転職がおすすめ
- 最後に
第二新卒におすすめの転職サイト13選
転職サイト | おすすめ度 | 公開求人数 | 非公開求人数 | 対応エリア |
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一番おすすめ! JAIC | 非公開 | 非公開 | 全国 | |
doda | 約13万件 | 非公開 | 全国 | |
マイナビエージェント | 約36,000件 | 非公開 | 全国 | |
type転職エージェント | 約7,800件 | 約15,000件 | 東京・千葉 埼玉・神奈川・愛知 | |
ハタラクティブ | 約1,100件 | 非公開 | 東京・神奈川・埼玉・千葉 栃木・愛知・大阪・兵庫・福岡 | |
リクルートエージェント | 10万件以上 | 10万件以上 | 全国 | |
ウズキャリ | 非公開 | 非公開 | 全国 | |
マイナビジョブ20’s | 約2,700件 | 非公開 | 全国 | |
就職Shop | 非公開 | 非公開 | 関東・関西 | |
パソナキャリア | 4万件以上 | 非公開 | 全国 | |
DYM転職 | 非公開 | 非公開 | 全国 | |
第二新卒エージェントneo | 非公開 | 非公開 | 全国 | |
ワークポート | 4万件以上 | 非公開 | 全国 |
1. JAIC
JAIC | |
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おすすめ度 | |
公開求人数 | 非公開 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応エリア | 全国 |

JAICの特徴は、フリーターや既卒・第二新卒を対象にした無料就活講座をしていることです。
約7日間の講義があり、自己PRの書き方・書類や面談など就職活動に必要な知識を教えてくれます。
充実した支援が特徴で、就職成功率は80%以上です。
また、JAICの社員が職場見学をして、職場の雰囲気や福利厚生を調べています。
よって、JAICを利用した人の満足度や入社後の定着率は、94%以上なのです。
第二新卒や既卒が就職しやすい職場を選んでいるため、本格的に就職活動をしたい人に向いているでしょう。

JAICの強みは、厚生労働省から「職業紹介優良事業者」の認定を受けていることです。
この認定は数十社しか認定されないため、信用度の高さを証明できます。
JAICの口コミ
2. doda
doda | |
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おすすめ度 | |
公開求人数 | 約13万件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応エリア | 全国 |
dodaは大手と呼ばれるほどの転職サイトで、掲載されている案件数はとても豊富です。
掲載されている案件数が多いということは選択肢が広がることに繋がります。

そのほかにも、地方の企業や中小企業の掲載数が豊富というのがdodaの大きな特徴の1つです。
地方での転職を望んでいる人にとっては、とても有益な情報源となるでしょう。
また、エージェントが親身になって転職希望者に的確なアドバイスをしてくれるという評価もされています。
職務経歴書や面接など転職希望者が頭を悩ませることに関して、的確な指導をしてくれるのは利用者にとっては非常に有難く感じる事でしょう。
dodaの口コミ
3. マイナビエージェント
マイナビエージェント | |
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おすすめ度 | |
公開求人数 | 約36,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応エリア | 全国 |

マイナビエージェントは新卒採用において最も利用されている「マイナビ」が運営する転職サイトです。
マイナビは新卒者獲得を目指している企業がほぼすべて求人広告を掲載するほど圧倒的なシェアを誇っていて、第二新卒者に関してもマイナビエージェントを利用する企業がとても多いです。
新卒者の就職領域においてトップシェアになったマイナビですが、今度は転職業界においても第一位のシェアを狙っているとあってその活動はとても積極的です。
求人広告を見ると、特に20代前半や第二新卒者をターゲットにしている求人情報も多数掲載されています。
数ある転職サイトの中で最も勢いがあるので、登録しておいて損はないでしょう。
マイナビエージェントの口コミ
4. type転職エージェント
type転職エージェント | |
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おすすめ度 | |
公開求人数 | 約7,800件 |
非公開求人数 | 約15,000件 |
対応エリア | 東京・千葉・埼玉・神奈川・愛知 |

type転職エージェントは、転職希望者に対して手厚いサービスを提供してもらえると転職業界内でもとても評価の高いサイトです。
手厚い質の良いサポートを全ての転職希望者に提供するために対象エリアをあえて関東圏に絞っています。
したがって地方での転職を望む人の場合は、あまり実になる情報は得られないかもしれません。
一方で関東圏に住んでいる人は、必ず登録しておいて損は無い転職サイトです。
特に現在最も勢いのあるIT・エンジニア業界にはとても強いパイプを持っており、独自の求人案件を多数抱えています。
5. ハタラクティブ
ハタラクティブ | |
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おすすめ度 | |
公開求人数 | 約1,100件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応エリア | 東京・神奈川・埼玉・千葉 栃木・愛知・大阪・兵庫・福岡 |

ハタラクティブの特徴は、第二新卒や既卒に特化していることです。
特に社会人経験がない人や少ない人向けの就活アドバイザーが在籍して、書類作成や面談対策をしてくれます。
就活アドバイザーが個別カウンセリングを行い、希望に合う求人を見つけることも特徴です。
また、ハタラクティブの利用は、全て無料になっています。カウンセリングや企業の紹介だけでなく、書類の添削や面談対策でも費用はかかりません。
気軽に連絡できるように、チャットツールを設けて相談しやすい環境も整備しています。
ハタラクティブは、非公開求人の多さが強みです。
未経験でも可能な企業を1,000件以上用意しているため、希望に合った職場を見つけられるでしょう。
ハタラクティブは社員が職場見学をして、実際に職場の雰囲気や待遇などを確認しています。
2014年から2016年は厚生労働省から「若者キャリア応援制度」の受託事業者に認定されていました。
今まで6万人以上にアドバイスをしていて、第二新卒や既卒に合った就職支援ができるのは強みと言っていいでしょう。
ハタラクティブの口コミ
6. リクルートエージェント
リクルートエージェント | |
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おすすめ度 | |
公開求人数 | 10万件以上 |
非公開求人数 | 10万件以上 |
対応エリア | 全国 |

リクルートエージェントは案件数、転職成功件数ともに業界トップクラスの総合転職サイトです。
リクルートエージェント最大の特徴はなんといってもその案件の豊富さでしょう。
他の転職サイトでは見つからなかったような案件も、リクルートエージェントを探せば見つかったというケースも数多くあります。
老舗ということもあって、エージェントの中には豊富な経験を積んでいる人も多いです。
そういった担当者に巡り合うことができれば質の良いアドバイスを受けることができるでしょう。
案件数が多いということは、自分の希望する企業に転職できる可能性も高くなりますから、リクルートエージェントは登録する転職サイトとして選択肢に含めておくと良いのではないでしょうか。
リクルートエージェントの口コミ
7. ウズキャリ
ウズキャリ | |
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おすすめ度 | |
公開求人数 | 非公開 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応エリア | 全国 |

ウズキャリの特徴は、キャリアカウンセラーの全員が、元第二新卒や元既卒で構成されていることです。
同じような経験をした人だからこそのアドバイスや就活のノウハウを聴けるでしょう。
気軽に第二新卒や既卒で就職する不安や悩みを相談できます。
審査官は何を見ているのか、適切な退職理由の書き方などを指導し、内定を取るためのアドバイスをしてくれます。
個別サポートと集団サポートから選択でき、それぞれに合った形式で利用できるのがメリットです。
また、ウズキャリの強みは推薦状を書いてくれることでしょう。
アピール力のある推薦を受けられるため、書類選考の通過率は86%以上です。
その他にも、紹介する企業は離職率や労働時間・社会保険の有無を参考に優良企業のみを厳選しているため、入社後の定着率は約93%です。
ウズキャリの口コミ
8. マイナビジョブ20’s
マイナビジョブ20’s | |
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おすすめ度 | |
公開求人数 | 約2,700件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応エリア | 全国 |
マイナビ ジョブ20’sの特徴は、20代に特化した求人を集めていることです。
特に20代の第二新卒や既卒の人向けの求人を紹介しています。
マイナビ ジョブ20’sに登録している人の85%以上が、社会人経験3年未満の人です。

全ての求人が20代で応募でき、半分以上が未経験や異業種からでも働ける職場になっています。
第二新卒や既卒の強みを引き出せる自己PRの書き方、面接の受け答えなどを指導するエージェントです。
マイナビ ジョブ20’sの強みは、今までの経験や実績から就活ノウハウをアドバイスしてくれます。
また、それぞれに専任アドバイザーがつき、カウンセリングを行います。
アドバイザーは就職市場のことを熟知し、20代に特化した就職情報を豊富に持っている人です。
マンツーマンで、就職が成功するまでフルサポートしてくれます。
マイナビ ジョブ20’sを運営しているのは、第二新卒や既卒以外にも、新卒者や転職者のサポート実績があるマイナビグループです。
よって、豊富なノウハウや情報で支援をしてくれます。
マイナビジョブ20’sの口コミ
9. 就職Shop
就職Shop | |
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おすすめ度 | |
公開求人数 | 非公開 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応エリア | 関東・関西 |
転職Shopの特徴は、キャリアコーディネーターとリクルーティングアドバイザーの両方がいることです。

キャリアコーディネーターは面談でそれぞれの希望や性格を把握してくれ、そこからあなたに合う企業を厳選して紹介してくれます。
よって、入社後に離職しにくい職場を紹介してもらえます。
リクルーティングアドバイザーは、第二新卒や既卒が就職しやすい企業を見つけてくれる人です。
特に、書類選考をしないで面接から行う職場を見つけ出し、第二新卒や既卒の可能性を信じてくれる企業の求人を集めてきます。
転職Shopの強みは、全ての紹介する企業にリクルーティングアドバイザーが訪問取材をしていることです。
なので、
- 職場の雰囲気
- 経営者の考え方
- 優遇される人材
などを取材し、調査をしてから紹介してくれます。
入社後に定着するかを重要視していて、定着率がいい企業を厳選して紹介してくれるのです。
就職Shopの口コミ
10. パソナキャリア
パソナキャリア | |
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おすすめ度 | |
公開求人数 | 4万件以上 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応エリア | 全国 |
パソナキャリアは、人材業界でも名前が知られるパソナが運営する転職サイトです。

パソナキャリアの大きな魅力は、キャリアアドバイザーのサポートが充実していることです。
2021年に実施されたオリコン満足度調査で1位に輝いたことからもわかります。
これまでに他の転職サイトを利用したものの、あまり満足できなかった方、丁寧にサポートしてほしいと考える第二新卒の方におすすめです。
パソナキャリアの口コミ
11. DYM転職
DYM転職 | |
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おすすめ度 | |
公開求人数 | 非公開 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応エリア | 全国 |
DYM就職の特徴は、エージェントが企業と直接交渉をして書類選考なしで面談ができることです。
企業の社長や人事担当と話し、書類選考を省く交渉をしています。

就職率が約96%で、就職しやすいことも特徴です。
特に、第二新卒や既卒の人が働きやすい職場を厳選しています。
面談練習や書類・服装指導などもしていて、それぞれに合ったサポートをするエージェントです。
DYM就職の強みは、登録から内定までの期間が短いことでしょう。
順調にカウンセリングが受けられたら、1週間~1ヶ月程度で就職が決まる場合が多いです。
DYM就職に登録する時はインターネットから数分で登録でき、エージェントから連絡が来たらカウンセリングを受けます。
カウンセリングでは希望を伝えるだけでなく、エージェントと自己分析をして、どのような企業が合うかを一緒に考えてくれるでしょう。
DYM転職の口コミ
12. 第二新卒エージェントneo
第二新卒エージェントneo | |
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おすすめ度 | |
公開求人数 | 非公開 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応エリア | 全国 |
第二新卒エージェントneoの特徴は第二新卒者に特化した指導をしてくれることです。

専任のキャリアカウンセラーがつき、アドバイスをしてくれます。
既卒や第二新卒でみられているのは、前回の退職理由や今後の意欲です。
よって、カウンセリングや書類添削・面談対策などを通して、最適な自己PR方法などを指導してもらえるでしょう。
第二新卒エージェントneoの強みは、アフターフォローがあることです。
入社前には企業内研修とは別に内定者研修を行い、電話の取り方や名刺の渡し方などさまざまなビジネスマナーを指導しています。
入社した後にも支援を受けられ、キャリアコンサルタントが状況を把握し、悩み相談やアドバイスをしているエージェントです。
第二新卒エージェントneoの口コミ
13. ワークポート
ワークポート | |
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おすすめ度 | |
公開求人数 | 4万件以上 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応エリア | 全国 |
ワークポートは、地域を限定して手厚いサポートを提供することを目指している転職サイトで、主に東京、大阪、福岡の各大都市での転職案件を数多く掲載しています。
ワークポートの最大の特徴として、公式サイト内で登録者が利用できる「eコンシェルジェ」があります。
「eコンシェルジェ」はパソコンやスマホで転職者の活動スケジュールを一括で管理できるシステムです。
複数の企業に対して採用試験をする場合、試験の日程などを把握し、活動を進めるのは自分の頭だけでは大変です。

「eコンシェルジェ」は転職活動をサポートしてくれる心強い味方になってくれるでしょう。
第二新卒の転職サイトを地域から探す
第二新卒の転職サイトの選び方は?
転職サイトのタイプ

転職サイトは大きく分けて「総合型」と「特化型」の2種類があります。
前者は幅広い業界・業種の求人を扱っているタイプであり、後者は特定の業界・業種を専門的に掘り下げるスタイルです。
どちらが優れているという訳ではなく、用途や目的に合わせた方を選ぶ事が大切になります。
例えば、まだ自分のやりたい仕事がぼんやりとしかイメージ出来ていない段階であれば、総合型の転職サイトで広い視野を持ちながら仕事を探すのが良いでしょう。

就職先の希望業界が絞り込めているのであれば、特化型の転職サイトでより良い条件の求人を紹介してもらうのがベターです。
サポートの方向性
転職サイトの基本的なサービスとしては、
- アドバイザーによるカウンセリング
- 求人紹介
- 履歴書・面接対策
などが挙げられます。
これらのサポートは多くの転職サイトで標準提供されていますが、内容や力の入れ具合はそれぞれ異なるので注意が必要です。
転職活動を1から全面的にバックアップして欲しいのか、それとも求人紹介や採用試験対策を中心に手伝って欲しいのかによって適した転職サイトが決まります。
まずは自分にとってどんなサポートが必要なのかを理解するところから始めてみましょう。
アドバイザーとの相性
自分の希望にマッチした求人を効率良く紹介してもらえるかどうかは、自分と担当キャリアアドバイザーとの相性によるところも大きいです。
例えば、このような点が要チェックのポイントとなるでしょう。
- ヒアリングによって得た情報を求人紹介に活かしてくれているか
- こちらの希望をしっかり汲み取ってくれているのか
- 連絡の頻度やタイミングは適切であるか
転職サイトによっては、アドバイザーとの相性がイマイチだった場合に交代してもらえる事もあるので、利用前にシステムを確認しておきましょう。

なお、転職サイトの利用登録には制限がないので相性の良いアドバイザーに巡り会うまで各社に相談してみるというのも1つの手段です。
第二新卒って?

第二新卒とは、一般的に「新卒で入社後、3年未満で退職をした求職者」のことを指します。
しかし、第二新卒という言葉そのものに明確な定義はなく、企業によっても第二新卒に対する認識はさまざまです。
例えば、卒業後3年未満を第二新卒者と認識する場合もあれば、大学卒業後で考えて25~26歳を第二新卒と定義する場合もあります。
共通するのは「卒業後少なからず企業での就労経験がある点」です。
第二新卒の転職傾向は?
第二新卒の転職は前向きに捉える人が多く、年々増加傾向です。

厚生労働省の発表する大学新卒者の3年以内の離職率は30%ほどとなっています。
転職する理由としては、以下のようなものがあります。
- 安定した休みがある
- 企業として安心できる
- 労働条件が自分に合っている
- 残業が少ない
- 人間関係がクリーン
上記のように、スキルアップやキャリアアップを目指す転職ではなく、働きやすく安心できる環境を求めて転職する若者が増えている傾向にあります。
また、職種ではIT企業が人手不足により転職しやすいでしょう。
理由としては、人材不足により需要が増えており、求人が多く掲載されていることと、人手不足による未経験者の募集を、大企業や優良企業も積極的に行なっているということです。
厚生労働省の調べでは、IT業界の人手不足は年々増加傾向にあり、2030年には79万人不足すると言われています。
実際に、IT業界未経験の20代をネットで検索すると、15万件以上の求人がみつかり、中には東証一部上場のインフラエンジニアなども募集されているのです。

また、需要が多いことにより仕事が安定してあるというのも、転職者が多い要因となっています。
第二新卒は転職が有利?
基本的なマナーが身についているから

第二新卒は中途採用よりも転職を有利に進められると言われることが多いです。
しかし、短期間で企業を辞める人なのにもかかわらず、どうして第二新卒の転職は有利と言われるのでしょうか?
まず、第二新卒の場合、新卒で入社した職場の研修にて既に社会人の基本的なマナーを身につけています。
そのため、新卒入社と違って社会人の基本的なマナーに関する研修が必要ありません。
若い人材を確保したいから

また、現代においては中小企業を中心に若い人材の確保が困難となっています。
そのため若い人材が欲しいのであれば、新卒よりも範囲を広げて第二新卒世代の人材も積極的に採用しないと若い人材を確保することが出来ないのが現状です。
企業研究をした上で応募してくるから
第二新卒での転職希望者はもちろん中途採用希望者と比べると短期間で仕事を辞めているので、転職活動も不利になると考えている人が多いでしょう。
このような理由から、第二新卒枠で転職活動をする人は企業研究をして、自分に合う環境・仕事かしっかりと判断をしたうえで応募する人が大半です。
次は簡単に辞めない覚悟を持っているから

次は短期間で辞めることが出来ないという覚悟もあるうえで応募をするため、企業側も長期的に育成できる若い人材として第二新卒の人材を欲しています。
本当に第二新卒で転職活動をして大丈夫なのか、不安に感じる人も多いでしょうが、新卒で入社した企業を3年以内に辞める人の割合は30%程度とかなり高い数字になっています。
第二新卒で転職するメリットは?
- 自分が重視すべきポイントで仕事選びがやり直せる
- 今と違う業種、職種にチャレンジできる
- 年収が上がる場合がある
- 新卒では入れなかった企業に入社できる
- 主力メンバーにステップアップできる
1.自分が重視すべきポイントで仕事選びがやり直せる
最大のメリットだと思います。
新卒の時は気づかなかった、
- 自分の価値観
- やりがい
などを軸に、仕事を選びなおすことができます。
業界、仕事内容、仕事量、地域、残業、人間関係など、数年社会人を経験することでわかってきた自分を見つめなおしましょう。

今の状況だけではなく、将来の自分を想像して、仕事選びをすることが大事です。
2.今と違う業種、職種にチャレンジできる
会社の先輩、取引先、大学時代の同期などの仕事ぶりを見ていく中で、自分はこうなりたいというのが見えてくる時期です。

社会人歴数年の今であれば、大胆なジョブチェンジも十分に可能です。
営業→非営業
WEBディレクター→WEBデザイナー
広告代理店→事業会社
IT業界→メーカー
3.年収が上がる場合がある
売り手市場の今であれば、好待遇の求人を探すことも難しくはありません。

現時点で身に着けたスキルをすぐに発揮できると感じてもらえれば、給与が上がる可能性は高まるでしょう。
一方、初年度だけでなく将来的にどのくらい昇給が見込めるかどうかも見極める必要があります。
給与規定は社員なら誰でも閲覧できるはずなので、今の会社に残った場合、どのくらいの年収アップが見込めるか考えておくとよいでしょう。
4.新卒では入れなかった企業に入社できる

新卒とは異なる採用軸で募集している企業も多いので、希望する会社に入社するチャンスが広がります。
新卒はみな営業からスタートという会社もありますが、第2新卒や既卒は、職種の幅が広いことも想定できます。
5.主力メンバーにステップアップできる
転職組は、社会人経験のある即戦力として見られがちです。
そこで成果を出せば一気にステップアップできるチャンスがあります。

一方でプレッシャーに感じてしまう方もいるかもしれません。
どういう目的で募集をしているのかは、会社によって違うので、自分が働きやすい環境かどうかは、自分の軸で判断しましょう。
評価基準や評価する人が変わるだけで、劇的にキャリアアップする方を何人も見てきました。
第二新卒で転職するデメリットは?
- 今の職場でもっと成長できたかも
- 数年で会社を辞めたという職歴が残る
- 新人と全く同じ扱いになる
- 年収が下がる場合がある
- 転職活動、各種手続きが面倒くさい
- 職場環境が悪化する可能性がある
- 面談、面接で厳しいことを言われる
1.今の職場でもっと成長できたかも
社会人2~3年目という時期での転職は、上記のような様々なメリットがありますが、今勤めている会社で更なるスキルや経験を積むことを放棄してしまうことになります。

簡単に会社を変えないことにより得られることあります。
将来的に転職するとしても、あと3年は今の環境で頑張ろうという結論に至るかもしれません。
優秀なエージェントであれば、単純に転職先を紹介するだけでなく、まだ時期じゃないかもといったアドバイスもしてくれます。
ダメなエージェントは、こちらの状況を考えようともせず、得意先の求人を紹介してきます。
優秀なエージェントは自分で見つけるしかありません。
今すぐ転職しないにしても、頼れるエージェント探しをしておくとよいでしょう。
2.数年で会社を辞めたという職歴が残る
特にこれが2回目、3回目、もしくは入社して3ヶ月以内とかだと、少し不利になるかなと思います。
とはいえ、24歳で初回の転職であれば、昔ほど気にする会社はないですし、論理的に説明できる理由がしっかりしていれば、職歴だけで落とされるといったことはないでしょう。

初めての転職が決まった場合、2社目ということになります。
職歴の観点からいうと、2社目を短期で辞めるのはなるべく避けたほうがよいので、企業選びの際に、長く働けそうかという視点を持つことも重要になるでしょう。
3.新人と全く同じ扱いになる
これは完全に会社によりますが、新卒採用で補え切れなかった駒の補充のための募集で、待遇や業務内容が全く新人と同じケースもあります。

それでも問題ないと考える方もいると思いますが、相手の募集背景も着目しましょう。
また大きく業界や職種を変えた場合は、業務面で新人と同じ扱いでも問題には感じないでしょう。
4.年収が下がる場合がある
人事制度は会社によって異なります。
手当の支給ルールや条件が違ったり、ボーナスが変動したりと、見た目の月給だけではわかりにくいこともあります。

このあたりは、エージェントもしっかり把握していないこともありますが、企業に聞いてほしいと頼めば、自分で聞くより楽です。
エージェントからのアドバイスを聞くだけでなく、こちらからうまく活用する意識も大事です。
エージェントをうまく利用する意識が強い人の方が転職は成功しやすいです。
どんどん要望を出しちゃって大丈夫です。
5.転職活動、各種手続きが面倒くさい
第二新卒の転職に限った話ではないですが、全部自分一人でやろうとすると、とても疲れます。
少しでも楽に進めるなら、転職サイトよりも転職エージェントを利用するとよいでしょう。
6.労働環境が悪化する場合がある
就業規則も会社によって異なります。

残業の度合いは会社だけでなく所属部署によっても異なります。
社風と呼ばれる独自の文化や、社内環境も入社して初めてわかることもあるでしょう。
なるべく入社後のギャップがないようにしたいものです。
7.面談・面接で厳しいことを言われる可能性
早期の転職活動ということに関する固定概念のみで、厳しいことを言われる可能性もゼロではありません。

自分でメンタルが弱いと感じている人は少し不安かもしれませんが、そういう場合は相手にしないことです。
自分の気持ちは常に前向きに保つことが重要なのです。
企業側が第二新卒採用をメリットに感じている3つのこと
1. 教育コストを削減できる
第二新卒者は、少なくとも数ヶ月~数年は企業で働いてきた経験値があります。

そのため、基本的なビジネスマナーは新卒に比べある程度できていると言えるでしょう。
新卒の場合は基本的なビジネスマナーから教育を始め、本格的に仕事に取り組んでもらうまでにはお金と時間がかかります。
第二新卒はビジネスマナーの部分をほとんど教えなくても良いため、早い段階で仕事に参加してもらえる分、教育コストが少なくなるのです。
2. ポテンシャルが十分にある

第二新卒は、新卒と同じくらい社会での価値は高いです。
それは、年齢はあまり変わらないためポテンシャルが十分にある上に、上記でご紹介したビジネスマナーに割く時間を取られないためです。
そのため、第二新卒のポテンシャルを求めて積極的に採用をおこなう企業も少なくありません。
3. 離職率が低い

第二新卒者は一度企業を経験しているため、新卒者に比べて離職率が低いです。
企業で働いた経験により、自分の得意不得意や、やりたいことがはっきりわかっている第二新卒が多く、ミスマッチな転職をしにくくなっているためでしょう。
せっかく転職しても続かないのであれば、お互いにメリットがないため、慎重に転職活動をする第二新卒は企業にとって重要な存在です。
第二新卒が転職に失敗してしまう理由4選
1. 退職理由を他人のせいにする
自分で決断して退職したにも関わらず、その理由を上司や周りの人間、環境のせいにしている人は、次の会社でも続きにくいといえます。

周りのせいにして自分の非を認めないことにより、新たな気付きや学びはできません。
社会人として、しっかり働いてお金をもらうという立場なため、自分の決断には責任を持つことが大切でしょう。
2. キャリアプランがない
「なんとなく今の職場が合っていないから」という理由で、キャリアプランを考えずに転職をしてしまった場合、将来的なキャリア形成がスムーズに進まない場合があります。
転職をするのであれば、自分自身のメリットだけを考えるのではなく、
- 転職先で何を成したいのか
- 何のために転職しようとしているのか
を明確にする必要があるでしょう。

理由を明確にすることにより転職活動にも一貫性ができ、芯のある考えができあがります。
キャリアプランの道筋も明確になりますよ。
3. 転職先を決めずに現職を辞める
次の仕事を決めずに退職してしまうと、金銭面・精神面で追い込まれてしまいます。
たとえ今の仕事を早く辞めたいと思っていても、次の仕事の目処がたっていない状態で退職してしまうと、お金はどんどん減っていくからです。

金銭的な圧迫があることにより、とにかく仕事を見つけなければとなってしまいます。
仕事を見つけることを急いでしまうと、冷静な判断ができず、希望とは全く違う仕事やブラック企業などに就職してしまう可能性も高まります。
上記のように次の仕事を決めずに退職をしてしまうと、結局転職に失敗してやり直しになってしまうため、必ず転職先を決めてから退職するようにしましょう。
4. すぐに辞めたくなってしまう
せっかく転職したにも関わらず、またすぐに辞めたくなってしまう人は少なくありません。

その大きな原因としては、企業の分析がしっかりできていなかったり、自己分析ができていなかった場合があります。
転職したなら長く続けたいと思うのが一般的なため、このようにすぐに辞めたくなってしまうのは、事前の準備が足りていない自分のミスが大きいでしょう。
そのため、しっかりと企業や自分の分析をして、希望に合っているのか、転職しても大丈夫なのかを判断する必要があります。
第二新卒の転職を成功させるための7つのアドバイス!
1.今の状況だけでなく、数年後の自分から逆算する
- 今の環境
- 今の待遇
- 人間関係を変えたい
というだけではなく、数年後の自分がどうなっているのかイメージすることが大事です。

これは、面接時に語る強力な武器になります。
「上司とうまくいかなくて」と話す人と「WEBディレクターになりたいので、今の経理業務からジョブチェンジを考えている」と話す人がいたときに、後者の方が印象が良いのは間違いないです。
そうはいっても、
- 数年後の自分なんて想像できない
- とにかく環境を変えたいんだ
という方は、積極的に転職サイトを利用すべきです。

転職サイトのアドバイザーと話すことで、もともと後ろ向きだった転職理由を、前向きな表現に変えていくことも可能になります。
2.転職活動は自分を商品としたビジネスと考えるべき
会社任せ、転職サイト任せではいけません。
自分のことは自分が一番知っています。

自分の良いところを最大限見せられるように準備をして、面接に挑むべきです。
これはまさに自分を商品とした営業活動ですね。
当然『値引き』は最終手段です。
「自分の良さがわからない、他の人と比べて優れたポイントは特にない」と感じる方は、一度エージェントに相談しましょう。
まだ気づいてない自分の長所や面接時の訴求方法などを一緒に考えてもらうのもありですね。
3. 自己分析をして目標を明確にする

自己分析をすることで、ミスマッチな企業への転職を避けやすくなります。
自分の得意不得意、やりたいこと、目標とするもの、これまでに評価された経験などを紙に書き出してみましょう。
そうすることで、自分に合った仕事のイメージがより明確になり、就きたい仕事がみつかりやすくなります。
4. 転職に対する条件を明確にする
転職に対する条件や希望には、以下のようなものがあります。
- 給与
- 休日
- 残業
- 職種
- 会社の規模

当然、全ての希望に合った仕事に就くことは難しいですが、絶対に譲れない条件を自分の中で明確にしましょう。
そうすることで、転職した後に不満が大きくなりすぐに退職してしまうというようなリスクも避けることができます。
5. 書類の完成度を上げる
履歴書や職務経歴書などは丁寧に仕上げるようにしましょう。

特に職務経歴書では、自身の強みや経験を細かく書いておくことが重要です。
企業がどんなポイントであなたの強みを理解してくれるかはわからないため、ちょっとした経験や体験も記載するようにしましょう。
6. 退職理由はネガティブにしない
退職理由を人のせいにしたり、ネガティブな考えでいると企業からの印象は良くありません。
例えば「頑張ったのに給料があがらない」などと言ってしまえば、能力がなかったのではないかと思われる可能性もあります。
上記のような場合は、「実績を正当に評価してくれる会社で働きたい」など前向きな気持ちを持ちましょう。
7. データを気にしてはいけない
就職人気ランキング、有効求人倍率、離職率など世の中には採用に関するデータがたくさんありますが、これらはあくまでも統計データです。
ある程度の傾向はわかるかもしれませんが、それが自分に当てはまる保証は全くないのです。

データに左右されることなく、自分らしい転職活動をしましょう。
第二新卒者は営業がおすすめ?
1. 学歴や職歴が重視されない

営業職では、今までの経験や資格・学歴などは重視されません。
接客業のように人と接することが主な仕事となり、人間性やコミュニケーション能力が重要となるからです。
たとえばIT業界などのように、特別な資格を保有していたり、プログラミングができるなどといったスキルを最初から保有している必要はありません。
そのため、若いからポテンシャルはあるけれど、職歴や学歴に自信のない人でも十分に挑戦できます。
2. 未経験でも転職可能

営業職は未経験歓迎の企業も多い傾向にあります。
営業には様々な種類の仕事があり、多くは入社してから新しく学んでいくものです。
専門知識が事前に必要と考えている企業が少なく、人柄やポテンシャルなどをみて採用を考える企業が多いでしょう。
そのため、前職が営業と全く関係ない仕事であっても、ポテンシャルの高い第二新卒は採用される可能性が高くなります。
3. 成果によっては大きく稼ぐこともできる
第二新卒の場合、年収や月給が初めから高く設定されないケースがほとんどです。
しかし、営業職には成果報酬制度がある企業が多いため、仕事の成果によっては大きな額を稼ぐこともできます。

20代の平均年収は349万円ほどなのに対し、営業の20代平均年収は364万円と、全体を上回っているのが現状です。
また、平均年収349万円というのは、専門的な経験やスキルを必要とするコンサルティングや、プログラマーなども含まれての数字となります。
そのため、専門的なスキルや経験がなくても転職できる営業職の平均年収が364万円というのは、やはり高いと言えるでしょう。
第二新卒で営業に向いている人の特徴5選
1. コミュニケーション能力が高い

営業職では、お客さんに説明をしたり話を聞いたりと、コミュニケーション能力が非常に必要とされます。
軽視しがちな人もいますが、営業職で特に重要とされるのが相手から話を聞き出すコミュニケーション能力です。
相手が気持ちよく話をできる環境を作ることにより、こちらの提案もしやすく、商品も売れやすくなります。
大切なのは会話をすることなので、相手からの話を聞いたあと、そのまま終わらずに一歩踏み込んで提案や情報を伝えることが大切です。
相手が気持ちよく話ができる、相手の伝えたいことをうまくくみ取ることができる、というコミュニケーション能力は大きな強みとなります。
2. 粘り強さがある
営業では、一度トライしても商談が成立しなかったり、商品が売れないということは少なくありません。

簡単に門前払いされることもあります。
そんななか、諦めずに再度トライしてみる粘り強さや、自社の製品をよりよくアピールするための工夫や勉強をする努力も必要です。
粘り強さや我慢強さに自信のある人は、営業に向いていると言えます。
3. 自社の強みを伝える提案力がある

お客さんに自社の製品の良さをうまく伝えるためには、高い提案力が必要となります。
製品に関する自身の理解はもちろんのこと、何気ない会話のなかからお客さんのニーズを把握し、現状に合った提案をすることが求められるのです。
4. ストレス耐性が強い
営業職はストレスの溜まりやすい仕事です。
製品が売れない場合に上司から怒られたり、やり方を否定されることもあるでしょう。

お客さんから嫌な顔をされることもあります。
また、顧客から製品に対するクレームが入った場合は対応しなければなりません。
そのようなストレスが溜まりやすい状況のなかでも、必要以上に溜め込まず上手く発散できるストレス耐性が必要となります。
5. 基本的なパソコン操作ができる
高度な技術は必要ありませんが、営業職への転職を目指す場合はある程度パソコンを使えたほうが良いでしょう。

企業によっては、お客さんにみせる資料を自分で作成する場合があるためです。
また、顧客管理は営業各々がすることも多いでしょう。
そのため、パソコンを全く触れないなどということがないようにしておく必要があります。
第二新卒が営業職に転職するには?
1. 営業経験者
営業経験者は、前職での実績をアピールすることにより、採用が有利になります。

企業側があなたの営業のやり方へのイメージが持ちやすく、選考をする際に印象に残りやすいためです。
また、営業をしてきた人は、成果を出すためにどのような取り組みをしてきたのかを伝えることも大切となります。
取り組み方というのは努力の仕方なので、仕事への姿勢が自社に合っているのかを確認することができるのです。
そして、第二新卒で営業経験のある人は、営業の基本的な知識は身についているものの、営業の方向性がはっきり決まっていない人が多いです。
方向性が固まってしまっていると、新しい企業でのやり方を受け入れられないこともあり、企業側としてはやりにくさが出てしまうこともあります。
しかし、方向性が決まっていなく、営業の基本的な知識が身についている第二新卒は、成果も上げやすく適応するのも難なくできるでしょう。
2. 営業未経験者
一方で営業未経験者の場合は、
- 営業への熱意
- コミュニケーション能力
- ビジネスマナー
などをアピールすると選考が有利になります。

未経験でも歓迎してくれる企業は多くありますが、お客さんのもとに出向く上で失礼のないビジネスマナーは最低限必要です。
また、コミュニケーション能力では、ヒアリング能力なども一緒にアピールすることで、上手く対話ができる人間なんだと伝えることができます。
面接を受ける企業が前職と同業界であれば、知識をアピールすることでも採用が有利になるでしょう。
第二新卒が営業で成果を上げるための方法は?
1. 成果を出している先輩に同行する

営業で成果を出している先輩の仕事の仕方は、答えそのものです。
一緒に同行させてもらって、どのような話し方をしているのか、どのような点に注意しているのかを見て学ぶようにしましょう。
見るだけでは当然分からないことや、解釈の違いも出てしまいますので、移動中に話を聞いたり質問などをして、少しでも成功している人のノウハウを吸収することが大切です。
2. 先輩からフィードバックをもらう
実際に営業でお客さんのもとへ行く前に、ロールプレイングをおこない、先輩からフィードバックをもらうと成果が出やすいです。
ロープレでもらったフィードバックにより、新たに気付く点はいくつもありますし、数をこなすことにより自信もつきます。
また、ロープレをする注意点としては、事前に先輩にスタートとゴールを伝えておくことです。
事前に伝えておくことにより、ロープレで話が脱線してしまっていないか、ゴールにはちゃんと向かえているかが先輩も明確に判断することができます。

10分などの短い時間でも良いので、なるべく数をこなして自信とスキルを身につけることが大切です。
3. 営業活動の管理をする

営業活動の管理は復習となるため、次に活かすために毎日おこなうことがおすすめです。
日々の営業活動状況や、アポイントの取れた記録だけではなく、上手くできたポイントや改善すべきと思ったポイントも記録。
上手くできた・改善したいポイントを記録しておくことで、成功も失敗も次に繋げやすくなります。
また、比較的聞かれやすい質問や、相手が話に食いついてくるポイントなども分かってくるため、統計的に営業をする方法や臨機応変に対応する方法も身につきます。
日々の記録をしっかりとって、自身の仕事をブラッシュアップしていくことが大切です。
第二新卒は出世しずらいのか?

第二新卒でも出世することは十分に可能です。
しかし、新卒と比べてスタートが遅れているという事実はあります。
スタートが遅れているというのは、第二新卒のほうが新卒よりも勤続年数が少なくなってしまうことです。
第二新卒が入社した頃には、新卒組はある程度会社のルールや仕事に慣れて、自分の業務をこなしているでしょう。

それに対して第二新卒は、新たに会社のルールや業務内容を覚えるところから始めなくてはいけず、どうしても差がでてしまうのです。
さらに、第二新卒は前職での基本的なビジネスマナーや社会人としてのルールは備わっているとして扱われます。
そのため、新卒ほど丁寧に1から仕事を教えてもらうことは難しいケースも多いでしょう。
しかし、この差は努力や働き方次第でいくらでも埋めることができます。
なぜなら、ある程度の勤続年数を重ねてしまえば、新卒・第二新卒に関わらず業務は基本的に覚えるため、仕事のスキルや経験値によって出世するかが決まるからです。

企業の規則で決まっていない限りは、第二新卒だから出世ができないということはないでしょう。
第二新卒が出世しやすい転職先3選
1. 中途社員の割合が多い企業

中途社員の割合が多い企業では、新卒以外の人も活躍している可能性が高く、第二新卒にも出世のチャンスは十分にあります。
対して、新卒の割合が多い会社の場合、年功序列で新卒組が出世をするパターンも多いでしょう。
中途組の多い企業では、ある程度社会人経験のある人を採用したり、新卒が残らないというケースがあるため、役職を与えられる人に中途採用の人も大勢います。
そのため、同じ中途採用の扱いになる第二新卒にも十分出世のチャンスは巡ってくることが考えられるのです。
2. 得意分野の企業
第二新卒の強みを新卒と比べた時、他の企業での就業経験が挙げられるでしょう。

他の企業での経験から、自分の強みや得意分野をわかっている人も少なくありません。
そのため、得意な分野の企業に転職することにより、過去の経験などを活かして新卒と差をつけることも可能です。
しっかりと経験やスキルを活かすことができれば、新卒組よりも活躍することができ、出世をすることもできるでしょう。
3. ベンチャー企業
ベンチャー企業では、年齢や勤続年数に関係なく、比較的早い段階で出世できることがあります。

なぜなら、会社設立から間もないため、中途や新卒など様々な人がいるためです。
中途だから、などという偏見や評価の違いは出にくく、社員1人ひとりが同じような扱いを受けられるケースが多い傾向にあります。
ベンチャー企業ではまだ細かい役職もしっかり専任されていない可能性があるため、スキルややる気次第で出世できる可能性は十分にあるでしょう。
第二新卒で出世をするための方法4選
1. スキルを磨く
新しく入った職場で、周りよりも努力をしてスキルを磨くことにより、出世できる可能性は高まります。

当然周りと同じスキルでは評価に繋がらないため、しっかりと差がつくスキルを身につけることが重要です。
スキルを磨くためには、毎日の作業をちゃんと考えておこなうことも大切ですが、率先して仕事を貰いにいくことも大切です。
2. 異業種に転職する
異業種に転職することにより、自分に合っていたり意外と得意だった場合、仕事をどんどん覚えて出世できるチャンスが生まれます。

今までに経験がないだけで、やってみたら意外と得意分野だった、なんてことは珍しくありません。
興味・関心のある全く経験のない業種に転職してみるのもおすすめです。
ただし、異業種への転職は賭けでもあり、自分に全く合っていなかったり、いつまでたっても仕事が覚えられないということもあります。
仕事を選ぶ際は、慎重に考えることが必要です。
3. 過去の経験を活かす
過去の経験を活かせる職種やポジションの仕事に就くことで、経験のないジャンルに比べて成果が出やすい傾向にあります。
過去の経験から、自分が得意だったものや取っ付きやすい仕事は率先して動くようにしましょう。

まずは、何かしら他との差をみせてアピールすることが出世に繋がります。
4. 周りが嫌がる仕事を率先して行う
周りが嫌がる仕事を進んで引き受けることにより、感謝されたり目立つため、上司や周りからの評価が上がりやすいでしょう。

また、周りが嫌がる仕事には手がつけづらいものや難しいものも多くあります。
そのような仕事をこなすことにより、自身のスキルアップにも繋がり、出世できる確率も上がります。
第二新卒は自己分析後の転職がおすすめ
新卒時の就職活動の際にも、自己分析はしっかりと行ってきたと思います。

しかし、再び就職活動をしているということは、自分の希望通りの企業に就職できなかったことも原因の一つになっているかもしれません。
第二新卒者は転職するタイミングが最も適しているといわれているのですが、この時期を過ぎるとだんだん年齢を重ねていくこともあって、フレッシュさという面では勝負できなくなります。
20代後半の転職の際にはキャリアを重視されるため、即戦力になるかどうかが転職を成功させるための重要なポイントとなるのです。
第二新卒者は自分が今までやってきたことや、できることを積極的にアピールできるかどうかが転職成功の大きな分かれ道となります。

自分自身を積極的にアピールするためには、自己分析をして自分の得意分野や好きな事を把握しておくことが必要不可欠です。
しかし、自分一人で自分自身を客観視することはなかなか難しかったりします。
そこで第三者に分析してもらうのも自己分析の一つの方法です。
そこで第二新卒者に有効なのが転職サイトを積極的に利用することです。
転職サイトはプロの視点で転職希望者の強みやアピールポイントなどを分析し、アドバイスしてくれます。
最後に
第二新卒者は実際に社会人として働いてきたからこそわかることや経験があります。

その点は新卒者よりとても有利です。
このメリットを最大限に生かすためには、転職サイトのアドバイザーの協力を得ながら、まずは自己分析をしっかりとおこなっていく事が重要になります。
自己分析をおこなうことによって自分が本当に求めている職場や仕事が見えてくるでしょう。

優れたアドバイザーに巡り合えるかどうかは運も絡んでくるので、転職サイトには複数登録しておきましょう。