クアトロテストとNIPT(新型出生前診断)の違いを7項目から比較!

こんにちは。Manapのこまです。

出生前診断にはいくつか種類があるのをご存知でしょうか?

NIPT検査やクアトロテスト、コンバインド検査などは、非確定的検査と呼ばれ、検査精度も料金も方法も全く違います。

今回は、その中でも迷う方が多いNIPT検査クアトロテストを比較してみました。

全くわからない妊婦さんにもわかるように検査の違いや料金、検査精度などわかりやすくまとめています。

こま
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出生前診断を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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・NIPTとは、妊娠9~10週頃以降の妊婦から血液を採取して、母体由来のDNA断片とともに胎児由来のDNAを分析することで、各染色体に由来するDNA断片の量の差異を算出し、胎児の染色体数的異常の検出を行う遺伝学的検査です。(参照:厚生労働省)また、NIPTは、胎児のトリソミーとしての染色体数的異常を把握するもので、胎児の形態的異常・合併症の有無や症状の程度、予後や治療方針等の判断を導くものではありません。すなわち、NIPTから得られる情報は、児の発育過程、臨床症状に関しては限定的なものです。(参照:厚生労働省
・掲載サービスは選び方で記載した評判やサポート体制を保証したものではありません。ご不明点がありましたら、各クリニックの公式HPよりお問い合わせください。
・NIPTの医療サービスは公的医療保険が適用されない自由診療です。

出生前診断の基本情報は?

出生前診断とは?

生まれてくる赤ちゃんの3〜4%は、何らかの先天性疾患を持って生まれてくると言われています。

出生前診断は、超音波検査や羊水検査によって赤ちゃんの奇形や病気を早いうちに見つけることができます。

簡単に説明すると出生前診断は、非確定的検査確定的検査に分かれます。

非確定的検査

あくまで可能性を評価する検査で母体へ負担がなく、リスクもありません。

確定的検査

非確定的検査の診断を確定させるための検査。直接お腹に針を刺すので母体への負担が大きく、流産リスクもあります。

クアトロテストやNIPT検査は、非確定的検査に分類され、陽性だった場合は、確定的検査(羊水・絨毛検査)などを受ける必要があります。

この確定的検査(羊水検査・絨毛検査)には、流産や死産のリスクがあるため、まずはリスクのない非確定的検査を受けるのが一般的になります。

クアトロテストとは?

こま
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クアトロテストは母体血清マーカーとも言います。

妊婦さんの血液中に含まれる4種類の成分を計測して、先天性疾患が起きる確率を予測する非確定的検査です。

NIPT検査とは?

こま
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NIPT検査は新型出生前診断とも呼ばれます。

母体への負担やリスクなどはなく、採血のみでお腹の中の赤ちゃんの健康状態を早いうちから検査できる2013年に日本で導入された非確定的検査です。

クアトロテストとNIPT検査の比較一覧表

比較項目 クアトロテスト NIPT検査
検査でわかる項目 ・21トリソミー
・18トリソミー
・開放性神経管奇形
・21トリソミー
・13トリソミー
・18トリソミー
・性別判定
・性染色体
・全染色体
・微小欠失
検査時期 妊娠15週〜17週(推奨) 妊娠10週〜15週(推奨)
検査方法 採血 採血
結果待ち期間 約2週間程度 最短6日程度
検査結果 確率 陰性・陽性
検査精度 80〜87%前後 99.9%
検査費用 3万円前後 12〜20万円前後
リスク リスクなし リスクなし
こま
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1つずつ詳しく説明していきますね。

1.検査項目の違いは?

NIPT検査とクアトロテストでは調べられる検査項目に違いがあります。

クアトロテストの場合

クアトロテストの場合

・21トリソミー(ダウン症)

・18トリソミー(エドワード症候群)

・開放性神経管奇形

ただし、クアトロテストでは、双治妊娠の場合は、18トリソミーは検査することができないので注意してください。

NIPT検査の場合

NIPT検査の場合

・21トリソミー(ダウン症)

・18トリソミー(エドワード症候群)

・13トリソミー(パトー症候群)

・全ての染色体

・性染色体

・微小欠失

・性別判定

NIPT検査の方がクアトロ検査より細かく多くの項目の検査ができます。

なぜ、3つのトリソミーを中心に調べるかというと、染色体異常の中でもこの3つのトリソミーが出生する確率が高いからになります。

また、NIPT検査は多くの項目を調べることができますが、全ての病気や疾患が見つかるわけではないので勘違いしないようにしましょう。

2.検査時期の違いは?

NIPT検査とクワトロテストでは、検査できる期間にも違いがありました。

クワトロテスト

妊娠15週〜17週(推奨)

NIPT検査

妊娠10週〜15週(推奨)

こま
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NIPT検査の方が妊娠10週〜と早いうちからお腹の中の赤ちゃんの状態を調べることができます。

クワトロテストでもNIPT検査でも、陽性だった場合は羊水検査や絨毛検査を受ける必要があります。

日本では、人工中絶手術を受けれるのは妊娠21週6日までと決まっている為、少しでも早いうちに検査を受ける方が、万が一の際もゆっくり考える時間が確保できるので安心です。

クワトロテストでも、NIPT検査でも、万が一陽性だったあ場合に備えて、妊娠16週までには受けることをおすすめします。

3.検査方法の違いは?

どちらも採血で違いなし

検査の方法は、どちらも少量の血を採血して行い、母体への負担はほとんどなく、リスクもありません。

クワトロテストの場合は、血液中の4つの成分(AFP、hCG、uE3、Inhibin A)を測定します。

こま
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NIPT検査の場合は、赤ちゃんのDNA断片を解析して、染色体の病気や異変を調べます。

基本的に3つのトリソミーの検査を行い、希望によっては性別判定や全染色体検査など多くの項目を検査することができます。

4.検査精度の違いは?

クアトロ検査の場合

クアトロテストの検査精度は、21トリソミーは約80~85%18トリソミーのは約75~80%開放性神経管奇形は約80~85%とやや精度が低くなります。

クアトロテストは、スクリーニング検査ですので、母体の年齢などが影響し、年齢が高いほど検査結果の確率が高くなると言われています。

そのため、35歳前までであれば陰性になる確率も十分にありますが、40歳以上の方であれば検査を受けても陽性になる確率が高く、注意する必要があります。

クアトロテストでは、検査精度がやや低く、年齢によっても左右されるため、不要な羊水検査や絨毛検査につながることがあり、問題視されてもいます。

NIPT検査の場合

2013年に国内に導入されたNIPT検査は、検査精度が99%以上であり陰性的中率99.99%と非常に高いのが特徴です。

この検査精度の高さは、不要な確定的検査(羊水検査・絨毛検査)を防ぐことにもつながります。

確定的検査はお腹に針を刺したり、母体に大きな負担がかかるため、リスクを回避できる点もNIPTの良さだと思います。

5.検査結果の違いは?

クアトロテストは確率!

妊婦さん一人ひとりの確率が「1/500」のように確率で結果報告されます。

それぞれの染色体疾患ついて、目安となる数値が決められており、赤ちゃんが疾患を持つ可能性が確率で分かるようになっています。

確率が1/500という結果の場合は、500人のうちの1人の妊婦さんが対象疾患の赤ちゃんを妊娠している可能性があり、残りの499人の妊婦さんの赤ちゃんは対象疾患ではないということになります。

あくまで確率なので、対象の疾患の赤ちゃんが必ず生まれるとは断定できず、断定するには羊水検査などを受ける必要があります。

NIPT検査はパーセント!

NIPT検査の場合は、「陰性」「陽性」とはっきりと診断されます。

陰性的中立は99.99%と非常に高く、検査結果が他の検査に比べて信頼度が高いのが特徴です。

しかし、あくまで非確定的検査になる為、陽性だった場合は、羊水検査や絨毛検査を受ける必要があります。

検査精度が高いと言うことは、無駄な羊水検査や絨毛検査を防ぐことにもつながります。

6.検査費用の違いは?

クアトロテストの場合

クアトロテストは、平均2〜3万円前後で受けることができます。

クアトロテストで確率が高い場合、羊水検査を受ける必要があり、羊水検査の相場は12〜18万円程度となっています。

そのため、検査自体は安いですが、万が一の確定的検査まで考えると20万円前後は必要になってくるでしょう。

NIPT検査の場合

NIPT検査の場合は、12万円〜20万円前後で受けることができます。
こま
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NIPT検査の場合は、認可施設・認可外施設でも費用は変わってきます。

認可施設では、検査費用は20万円前後で、羊水検査費用も別途必要のパターンが基本です。

認可外施設の場合は、検査費用のみで羊水検査費用を全額保証してくれるなど手厚いフォローを受けれるクリニックもあります。

年齢制限なし、紹介状不要、1人受診OKなど厳しい条件は一切なく、検査を受けやすい環境が整っているクリニックも増えてきています。

認可外施設で受ける場合は、検査費用の中に羊水検査費用や遺伝カウンセリングなど、認可施設では別途発生する費用も無料で含まれている場合が多いのです。

こま
こま

NIPT検査でもクアトロテストでも、実は陽性だった場合は同額くらいの検査費用になるのでどちらがお得かは一概に言えないのです。

7.口コミの違いは?

クアトロテストの口コミ

こま
こま

やはり費用が安いから受けやすいのがクアトロテストのメリットかも。

NIPT検査の20万は負担が大きかったのでこちらの検査を受けました。
有料の検査までは…って思ってたけど、3万円ならと思って受けました。
こま
こま

検査精度に不安を抱える口コミが多数ありました。

確率高かったら、結局羊水検査費用を考えたらNIPT検査と変わらないと思う。
クアトロテストは年齢でかなり引っ張られるからNIPT検査がいいと思う。
クアトロテストで21番陽性で、信じられなくてNIPT検査も受けたら陰性をもらって、羊水検査を回避しました。最初からNIPT検査にしておけば良かった。
クアトロ検査は30歳以上はほんと年齢に左右されるしお金の無駄だと思う。

NIPT検査の口コミ

しっかりと陽性・陰性と判定してくれて結果がわかりやすい。
結果は陰性で、検査精度も高いしこれで妊娠生活を安心して過ごせます。
主人と話して、クアトロするなら最初から精度の高いNIPT検査にしようとなり、1番安い最低限のコースでしたが受けることにしました。
高齢出産なので出生前診断は必ず受けようと決めていました。NIPT検査を受けて良かったと思います。
こま
こま

やはり費用面で負担が大きいという口コミが多数ありました。

20万越えは費用が高すぎる
気軽に検査できる金額ではない
認可外施設で受けようと思うけど、認可施設じゃなくて大丈夫かなと言う不安がある。

おすすめなのはどっち?

こま
こま

結果から言うと、NITP検査の方がおすすめだと思います。

クワトロテストは、あくまで確率ですので年齢が高くなるほど確率も上がってしまうため、検査精度にやや疑問が残ります。

その点ではNIPT検査の方が検査精度が99.9%と非常に高く信頼できるでしょう。

最近は、年齢制限なしでNIPT検査が可能な認可外施設も増えてきました。

こま
こま

認可外施設と聞くと、大丈夫かなと不安もあると思いますが、違法でもなんでもないので安心してくださいね。

今までのNIPT検査は、年齢制限や厳しい条件など受けたくても受けれない妊婦さんが多くいました。

それらの問題を解決するために、NIPT検査を年齢制限なしで提供する認可外施設が増えているのが現状になります。

こま
こま

20万円前後と聞くと高いと言う印象を受けますが、クアトロテストの場合でも陽性であれば同じくらいの金額が必要になります。

年齢が35歳以上であればクアトロテストでは正確な結果が出るとは言えないため、NIPT検査の方がおすすめになります。

その際に私たちは、しっかりと見極めてクリニック選びをする必要があるので、適当に選ばないように注意しましょう。

おすすめのNIPT検査施設を紹介

おすすめポイント

・認可施設と同じ検査内容が88,000円。

・検査費用が安い&フォローが充実

・遺伝カウンセラー無料相談可能

・羊水検査費用全額保証

・妊娠10週から検査可能

らジュボークリニックは、安いだけでなく手厚いフォローが受けられるのが魅力のクリニックです。

NIPT検査施設の中でもかなり低価格で、検査費用を抑えたい方にもおすすめのクリニックです。

東京、愛知、大阪、福岡、沖縄で検査を受けることが可能ですのでお近くにある方はカウンセリングで相談してみると良いでしょう。

カウンセリングは無料で受けれますし、採血前まではキャンセル料も無料なので、検査を迷っている方でも気軽に相談しやすいでしょう。

 

まとめ

今回は、クアトロテストとNIPT検査を比較しました。

2つの検査には、検査費用、検査項目、検査精度など多くの項目で違いがありました。

出生前診断は、万が一陽性だった場合のことまでしっかりと考えて受けるようにしましょう。

今回紹介したNIPT検査は、検査費用は安くないですが、お腹の赤ちゃんの健康状態を早いうちから知ることのできる検査です。

こま
こま

安易に受けていい検査ではありませんので、しっかりとパートナーと話し合って楽しい妊娠生活を送ってください。