ウクライナ語学習者が急増、ロシア侵攻後に世界で!

世界で最もダウンロードされている無料語学アプリ「Duolingo」。

Duolingoでは毎年、言語学習者の動向を調査したレポートが発表されています。

2022年の大きな特徴は、ウクライナ語学習者が急増したことです。

今回は、2022年にウクライナ語学習者が急増したが理由などについて解説します。

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2022年にウクライナ語学習者が急増!

2022年版Duolingo言語レポートは、世界中から5億人を超えるDuolingo学習者のデータを活用し、言語学習状況の最新データをまとめたものです。

2022年度の最大の特徴は、世界中でウクライナ語を学ぶ人が急増したことです。

2022年2月にロシアによるウクライナ侵攻が始まってから、130万人以上がウクライナ語を勉強し始めたといわれています。

ウクライナの近隣諸国だけでなく、日本やベトナムなどウクライナから遠い国でもウクライナ語を学ぶ人が増えました。

ウクライナ侵攻数週間でウクライナ語学習者が急上昇し、3月にピークを迎えています。

その後学習者の数は徐々に減少したものの、現在は安定した推移を維持していると言えるでしょう。

2021年では言語学習人気ランキングで37位だったウクライナ語が、2022年には17位までランクが急上昇しています。

難民受け入れの影響

ウクライナ語学習者が増えた国のトップ5は、上からアイルランド、ドイツ、ポーランド、オランダ、チェコの順です。

アイルランドは前年比2229%、ドイツは1651%、ポーランド1615%の割合で言語学習者が劇的に増えています。

これらの国の多くは、ウクライナから難民を受け入れる国でもあります。

特に大規模な難民を受け入れているドイツの場合、2021年のDuolingo40ヵ国語中36番目に人気だったがウクライナ語学習が、2022年には15位まで人気が高まりました。

ドイツ国内でドイツ語が2番目に人気の学習言語になったことも、難民が増えた理由だと推測されます。

また、ウクライナ語の言語学習者が増えた理由として、ウクライナ語そのものに言語学習者が興味を示していることも挙げられます。

ウクライナ侵攻によりウクライナに注目が集まったことで、ウクライナ語に触れる機会が増えました。

ウクライナ語はキリル文字を使う言語ではあるものの、ヨーロッパ諸国の言語を話している人はどこか似た部分を感じたのかもしれません。

さらにウクライナ語とロシア語の歴史などから、2つの言語の違いについて議論する声が大きくなったように思います。

まとめ

ロシアによるウクライナ侵攻後、ウクライナに対する注目が急増し、ウクライナ語学習者も増加しました。

特にウクライナ近くのヨーロッパ諸国や、ウクライナから積極的に難民を受け入れている国の言語学習者が増えている傾向にあります。