看護師になるには?仕事内容・働き先・難易度・試験内容など解説

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子供の頃に優しく看護して貰った経験から、将来の夢として看護師を目指す人も少なくありません。

この記事では看護師になる方法や仕事内容、働き先、また看護師試験や難易度について紹介していきます。

記事を読んだ後には看護師という職業についてよく理解でき、さらに興味が持てるようになるのではないでしょうか。

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看護師とは?

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看護師とは傷病者や妊産婦の療養上の世話、または診療の補助を行う業と定義されています。

具体的には、医師による診察時の補助、疾患や怪我を抱える患者への医療的ケアなどが看護師の主な仕事です。

また、患者や家族に対して精神面でのケアや、患者と医療スタッフ間のコミュニケーションを円滑にするといった役割も担います。

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看護師によく似ている職業として挙げられるのが准看護師です。

ここがポイント!

看護師は保健師助産師看護師法によって定められた国家資格であるのに対し、准看護師は都道府県知事試験に合格する事で取得できるという違いがあります。

また、仕事内容はほぼ同じですが、准看護師は「医師や看護師の指導のもと」でしか業務を行えません。

看護師になるには?

看護師を目指す方法としては3つのルートがあります。

1.高卒から養成校ルート

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まず1つ目が、一般の高等学校を卒業後に3年制の看護短期大学看護専門学校、または4年制の看護大学へ進学するルートです。

短大か専門学校を選択すると、最短21歳で看護師資格を取得することができます。

大学へ進学した場合は国家試験受験まで1年遅くなりますが、保健師や助産師のカリキュラムを学べる所もあり、卒業時に保健師や助産師の国家試験受験資格も得られる点がメリットです。

2.(5年一貫制)看護高等学校ルート

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2つ目は(5年一貫制)看護高等学校へ通う方法です。

中学校を卒業していれば入学可能で、最初の3年は普通教科と看護に関する基礎を、後半の2年は看護の専門科目を学びます。

3年間の課程を修了すると高等学校の卒業資格が与えられるため、その時点で大学や短大に編入する事も可能です。

(5年一貫制)看護高等学校で看護師を目指すと、20歳で国家試験を受験することが出来るため、看護師資格取得の最短ルートとなります。

3.准看護師から目指すルート

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3つ目のルートは、既に准看護師資格を持っている人が看護師を目指す方法です。

この場合は看護専門学校や看護短期大学を2年間で卒業できます。

ただし、もし最終学歴が中学校卒業であれば、看護師学校に通うためには准看護師として3年間の実務経験が必要です。

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ちなみに准看護師として7年以上の実務経験を積むと、看護養成校に通わず通信制の課程でも看護師が目指せます。

これらいずれかのルートを経て看護師国家試験に合格すれば、晴れて看護師免許を取得する事ができるのです。

看護師の仕事内容は?

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看護師の仕事と言えば、診察補助や患者の療養上のお世話がメインとなります。

 

診察補助って?

・血圧や体温

・脈拍の測定をするバイタルサインチェック

・医師への診療器具の受け渡し

・注射や点滴

・採血などの治療の補助

・生活指導や服薬の説明

担当部署によってさまざま

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大きな病院になると外来や病棟、手術室ごとに担当が分かれ、それぞれ業務内容も異なります。

例えば手術室に配属となった場合は、手術室の温度や照明の調整、器材の準備、手術がスムーズに進行するよう術中の器材の手渡し、看護記録の記入、術後の患者のケアなど多岐にわたります。

病棟勤務となると入院患者のお世話が主な役割となり、洗面や入浴、排せつ、食事などのサポートがメインです。

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夜勤の際には入院病棟の巡回をしつつ、患者の入眠状況の確認や容体チェックも行います。

その他、自分で体を動かせない患者に対して身体の向きや体勢を変える体位変換、入院している子供の患者には時に遊び相手になることも看護師の大切な仕事です。

看護師の働き先は?

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看護師が活躍する場所といえば、病院のイメージが強いかもしれません。

ひとえに病院と言っても、国立病院や大学病院など大規模病院もあれば、地域医療を支える中核病院、さらにはクリニック、医院、診療所と呼ばれる小規模な医療施設もあります。

いずれの現場にしても、医師のサポートや患者のケアを行うべく、看護師は必要不可欠な存在です。

ただし看護師の働く先は医療機関だけではありません。

医療機関以外のニーズも高い

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高齢化社会が進む中、デイサービスや老人ホームなどの高齢者向け施設、利用者宅へ訪問する訪問看護事業の需要も高まっているのです。

病院ほど緊急性を伴う医療処置はほとんどなく、バイタルチェックや点滴、服薬指導、床ずれ予防などが代表的な処置となります。

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また、保育園や幼稚園も看護師に人気の高い職場です。

毎日の健康チェック、怪我や体調不良の応急処置、集団感染の予防、アレルギー対策がメインの仕事で、手が空いている時には園児と遊ぶなど、保育業務に携わることもあります。

その他、定期健診や人間ドックなどを専門的に行う健診・検診センター、一般企業に就職して社員の健康指導やメンタルカウンセリングを行う産業看護師といった働き方もあります。

看護師の難易度は?

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看護師の合格率は例年90%前後を推移しており、この数字は他の国家資格に比べると高く、比較的難易度の低い資格と言えるでしょう。

合格率が高いのは、看護師の国家試験はふるい落とす事が目的ではなく、現場に配属となった時に看護師として職務が遂行できるかチェックするためのものだからです。

ちなみに例年、既卒者は新卒者よりも合格率が低くなっています。

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通学中の学習がいかに重要かを物語っており、受験資格を得るまでの課程が大事です。

学ぶ場所は大学や短大、看護師養成所など人それぞれですが、専門知識をしっかり学び、臨床実習を体験して必要な技術を着実に習得していく事が合格へのポイントとなります。

看護師の試験内容は?

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看護師国家試験は毎年2月に行われ、午前午後それぞれ2時間40分ずつと長丁場の試験です。

問題数は120問ずつあり、テンポ良く解答していかなければ見直しが出来なかったり、最後まで問題が解けなかったという事態に陥る可能性があります。

必修問題と一般問題、状況設定問題の3種類で、基礎的な問題の必修問題に関しては正答率が80%以上無ければ合格となりません。

一般問題は知識を問う問題や短文の事例問題、状況設定問題では看護の場面を設定し、それに対する理解力や判断力を問われます。

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また、試験科目は「人体の構造と機能」「疾病の成り立ちと回復の促進」など10科目あり、試験範囲が広いのも特徴です。

苦手科目は早めに克服しておき、出題傾向を見極めて効率的に勉強を進めていく事が合格へのカギとなります。

看護師免許取得には毎日の学習がポイント

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看護師国家試験は合格率の高い試験です。

ただし受験資格を得るためには長年の学習の積み重ねが大事で、中途半端な学習内容では受験資格も得られません。

看護師は人の命を預かる責任重大な仕事であるため、正しい知識や技術を習得しておかなければならないのです。

受験までの道のりは長いですが、看護師の免許を取得した際には活躍できる場所もたくさんあり、努力に見合った資格と言えるでしょう。

記事の執筆者
リズ

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