介護福祉士と介護職員初任者研修の違いは?6種類の介護職と比較してみた

リズ
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介護福祉士介護職員初任者研修の言葉はよく似ていますが、その違いについて正しく理解している人は意外と少ないかもしれません。

このように、介護の現場では

  1. 介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)
  2. ヘルパー
  3. 介護士
  4. 社会福祉士
  5. ケアワーカー
  6. ケアマネージャー

など、さまざまな職種の人が働いています。

今回の記事では、介護福祉士とその他よく耳にする6種類の介護職との違いについて紹介します。

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1.介護福祉士と介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)の違いは?

給与・待遇面が違う

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介護福祉士が国家資格なのに対して、介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)は認定資格です。

介護の現場で実際に行う業務そのものに大きな違いはあまりありませんが、介護福祉士の場合、現場のチームリーダーを任される立場となることが多く見受けられます。

ここがポイント!

その分職場によっては3,000円~10,000円程度の資格手当がプラスされ、待遇面では介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)よりも厚遇となります。

取得期間が違う

一般的に介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)の取得に必要な日数は、3~6ヵ月程度といわれています。

ただし、各種スクールの短期集中コースを利用した場合、最短1ヵ月程度で取得可能です。

一方で、介護福祉士は取得するためのルートが数パターンに分かれており、どのルートで取得をめざすかによって取得までの期間が異なります。

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なお、最短でも2年~3年以上は必要です。

資格の取得方法が違う

介護職員初任者研修の場合

介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)を取得するためには、各都道府県が指定する養成スクールにて合計130時間のカリキュラムを受講する必要があります。

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カリキュラム履修後に、それぞれのスクールが実施する筆記試験に合格することで資格を取得できます。

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介護福祉士の場合

介護福祉士になるためには3つのパターンが用意されており、

  1. 実務経験ルート
  2. 福祉系高校ルート
  3. 養成施設ルート

の3つです。

まず、実務経験ルートは3年以上現場で実務経験を積んだ上で450時間の実務者研修を受けます。

次に、福祉系高校ルートは福祉系の高校で学ぶルートで、卒業までに1800時間程度の講習を受けます。

そして、養成施設ルートは高卒以上の人が入学できる養成施設(四年生大学や短期大学、専門学校など)で2年以上かけて1800時間程度の講習を受けるルートです。

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それぞれのルートで学んだ後、最終的には年に1回の国家試験に合格して初めて介護福祉士として働くことができます。

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2.介護福祉士とヘルパーの違いは?

仕事の領域が違う

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ヘルパーとはいわゆるホームヘルパーのことで、主に在宅介護や訪問介護を専門とする職種です。

介護福祉士にはさらに広範囲での活躍の場があり、訪問介護に限らず施設介護や通所介護も仕事の範疇となっています。

また、介護福祉士は身体介護や生活介護など介護の実務に従事するだけでなく、介護現場の責任者となって介護者に指導することも可能です。

ヘルパーの良き相談相手にもなると言えるでしょう。

雇用形態や待遇が違う

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介護福祉士の資格を取得している方は、介護施設や事業所で正社員として雇用されることが多いです。

一方、ヘルパーの方は一般的にパート職員として採用されることが少なくありません。

また、給与面でも区別され、介護福祉士は資格手当が付くなど好待遇と言えます。

ここがポイント!

介護福祉士の資格取得にはより豊富な知識と実務経験が求められますし、費用面でも期間面でも大変なことを考えると当然のことと言えるかもしれません。

3.介護福祉士と介護士の違いは?

リズ
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介護士とは介護業務に携わる職業の人の総称であって、そういう意味では介護福祉士も介護士に含まれます。

しかし、厳密にいうと介護士という正式名称は存在せず、たとえ無資格であっても介護の仕事に携わっているのであれば介護士と名乗ることも可能です。

また、時には介護福祉士のことを省略して介護士と呼んだりホームヘルパーのことを介護士と呼んだりすることもありますので、状況に応じて正しく理解するように注意が必要ですね。

介護福祉士は国家試験に合格した資格取得者ですので、介護士の中でも特に専門的な知識を有する人材と言えます。

4.介護福祉士と社会福祉士の違いは?

対象となる人が違う

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介護福祉士も社会福祉士もどちらも国家資格ですが、その仕事内容は大きく異なります。

ここがポイント!

社会福祉士は高齢者や介助を必要とする障害者だけに限らず子どもや低所得者などあらゆる人を対象とし、日常生活が安心して送ることができるようにさまざまな相談にのるアドバイザーです。

そして、社会的に不安を感じる人と行政との橋渡し役となることが、社会福祉士の重要な職務です。

一方で、介護福祉士は介護を必要とする高齢者や障害者を対象に、食事や入浴・排泄・家事・買い物などの日常生活のサポーターとして位置づけられています。

働く職場が違う

また、両者は働く職場にも違いがあり、社会福祉士は介護施設や障害者支援施設の他にも地域の医療機関や地方自治体の福祉事務所など、活躍の場がより広く用意されていることが特徴的です。

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その分福祉関係の法律からカウンセリングの手法などの心理学まで学ぶ範囲が広く、社会福祉士の資格取得は介護福祉士と比べて合格率の低い狭き門となっています。

資格の取得方法が違う

社会福祉士になるためのルートはそれまでの学歴などによって12ルートに分類できますが、いずれのルートも国家試験の受験資格をえるためには最低4年必要です。

さらに、国家試験に合格してもすぐに社会福祉士として仕事をすることはできず、まず試験合格後に社会福祉士申請登録をする必要があります。

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申請後無事に受理されると、約1ヵ月程度で登録証が交付されます。

5.介護福祉士とケアワーカーの違いは?

ケアワーカーとは介護の現場で介助を必要とする高齢者や障害者の支援をし、働く人のことを指します。

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ケアワーカーと介護福祉士の業務内容そのものには違いはありませんが、資格があるかないかという大きな違いがあります。

介護福祉士になるためには多くの知識と実務研修が要求され、さらに国家試験に合格することが必要とされますので、介護福祉士は介護のスペシャリストです。

介護現場で何か困ったことがあれば、介護福祉士に相談すると解決できるかもしれませんね。

6.介護福祉士とケアマネジャーの違いは?

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ケアマネジャーは介護のマネジメントを主な仕事としており、国家資格ではなく公的資格となります。

介護福祉士が直接的な介護を行うのに対して、ケアマネジャーは

  • ケアプランの作成
  • 要介護認定業務
  • 介護保険の給付管理
  • 要介護者のご家族のフォロー

などを行います。

ここがポイント!

介護の現場ではケアマネジャーは介護福祉士の上司となるケースが多く、待遇面でもケアマネジャーの資格を持っていると有利です。

実際はご家族からの介護に関する相談は普段介護者と接している社会福祉士が受けることもありますが、ケアプランの変更等はケアマネジャーの判断に委ねられるため勝手に変更することはできません。

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介護職員初任者研修から少しずつステップアップ

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介護の世界が初めてという方は、まず介護職員初任者研修の資格取得から始めるといいかもしれません。

ホームヘルパーとして経験を積みながら、次のステップとして介護福祉士や社会福祉士、ケアマネージャーなどを目指すことも可能です。

それぞれの介護職は少しずつ仕事の領域が異なりますので、その違いを知って自分が一番めざしたい職を考えるヒントにしてください。

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実際に合うか合わないかを確認する方法として、それぞれの講座を資料請求して比較することをオススメしています。

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