eSports(イースポーツ)が学力に与える影響は?どんな子供におすすめ?

子育て

子供たちと会話している中で「eSports」という単語を耳にした事がある親御さんは多いのではないでしょうか?

eSportsはインターネットの普及やゲーム人気の高まりと共に認知度が上がって来ているジャンルであり、将来はeSports選手になりたいという子供も少なくありません。

保護者としては子供が興味を抱いてるものについて、その実態が気になるところでしょう。

今回は、eSportsと学力の関係について紹介していきます。

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eSportsとは?

eSportsは「electronic sports」を略した名称であり、主に競技性の高い対戦型コンピューターゲームやビデオゲームを使ったスポーツ競技です。

eSportsの世界人口は約1億人以上とされており、観戦・視聴者数は3億8000万人以上にも上ります。

日本においても競技人口約390万人、観戦・視聴者数は約190万人と人気が高まっている分野です。

海外に限らず、日本でも若者を中心としたeSports選手が活躍出来る環境整備が進められており、スポンサー契約を結ぶプロチームも数多く発足しています。

トッププロやアマチュアの強豪がしのぎを削る大会も積極的に開催され、優勝賞金は数千万円から1億円前後に及ぶものもあるほどです。

eSportsでプレイされるゲームには、一般社団法人日本eSports連合(JeSU)が条件を設けています。

公認となるゲームは

  1. 競技性がある
  2. 3ヶ月以上の稼動・販売実績がある
  3. 今後の大会運営予定がある
  4. 大会の興行性が認められる

の4つの条件を満たしたものです。

人気のあるジャンルとしては、一人称視点のシューティングゲーム「FPS」、三人称視点のシューティングゲーム「TPS」、リアルタイムの戦略シミュレーションゲーム「RTS」、複数人のチーム戦で勝敗を競う「MOBA」などが挙げられます。

eSportsと学力の関連は?

保護者の中には、コンピューターゲームやビデオゲームが子供に与える影響について心配する人も少なくありません。

しかし、オーストラリアの大学教授が行ったある実験において、興味深い研究結果が報告されています。

この実験は高校生1万2,000人を対象としており、被験者を「eSportsをプレイしているグループ」と「SNSを利用しているグループ」にグループ分けしました。

この2つのグループでそれぞれPISAという学習到達度を計る試験を実施した結果、SNSを利用しているグループよりもeSportsをプレイしているグループの方が好成績を収めました。

具体的には「読解力」「計算力」「科学」という3つの分野において、eSportsをプレイしていたグループが優れた成績を残しています。

文系・理系に関わらず、成績が伸びている点にも注目したいところです。

さらに、このグループの中で週に1回eSportsをプレイしていた学生よりもほぼ毎日eSportsをプレイしている学生の方が好成績となる傾向が見られました。

このように、eSportsは子供の学力に悪影響どころか、学力向上に効果が期待出来る研究結果が出ています。

eSportsが学力向上に効果的である理由としては「手先をよく動かす」「画面の激しい動きや状況の把握で脳細胞が活性化する」といった要素が関係していると考えられています。

親が思うeSportsのイメージは?

保護者世代の人たちには、コンピューターゲームやビデオゲームに対してネガティブなイメージを抱いている人も多いでしょう。

「勉強する時間が減るのではないか」「思考力が低下するのではないか」など、学力に対する懸念もまだまだ根強いです。

また、「視力が下がる」「姿勢が悪くなる」「運動不足になる」など健康面に対する懸念や「コミュニケーション能力が下がる」「進学や就職のためにならない」といった人間性への影響を心配する声もあります。

しかし、こうしたネガティブイメージも1つ1つ紐解いていくと、誤解によるものが多いという事が分かるでしょう。

例えば、学力に関しては前述のような調査結果が出ている他、健康面への懸念は当人の取り組み次第であると言えます。

eSportsは競技性の高さからチームメイトや対戦相手との交流も盛んであり、eSportsによってコミュニケーション能力が低下するという因果関係は見られません。

競技人口の増加や知名度の向上に伴ってメディアで取り上げられる機会も増えていますので、eSportsに対する理解を深めるきっかけになるでしょう。

子供が思うeSportsのイメージは?

子供世代がeSportsに抱くイメージは概ねポジティブなものが大半を占めています。

例えば、「気分転換に最適」「ゲームを通じてコミュニティが広がる」など、実生活に潤いを与えてくれる存在としてeSportsを捉えている学生は珍しくありません。

また、視野を広く持つ事や細かい状況把握力が鍛えられますので、「学業にも通じる」というイメージを持っている学生も多いです。

プロシーンが盛り上がりを見せてからは「プロ選手として活動出来る・業界関係者として働ける」といったように、学生がeSportsを将来設計に組み込むケースも増えています。

一方、一部の学生は「eSportsが有益になるかどうかは本人次第である」と冷静な意見を持つというのもまた事実です。

eSportsは学力を伸ばせる?

eSportsが学力向上に効果が期待出来るという調査結果は出ているものの、そのためには適切な遊び方を心がける事も大切です。

子供がeSportsに興味を示してプレイしたがっているようであれば、まずは親子間でルール決めをしっかり行っておきましょう。

例えば、「宿題や課題を終わらせてから遊ぶ」といったように、やらなければならないタスクを先にこなす事を約束させておくと、メリハリが出来て子供が勉強にも遊びにも集中出来るようになります。

また、ゲームとは言え、画面の向こうに人間が居るという事は子供にハッキリ認識させておく事も大切です。

特に小学生くらいの子供の場合、ゲーム内コミュニケーションでトラブルが生じた場合は保護者として指導すべき事はしっかり指導するように心がけましょう。

そのためにも、親子間で最低限のネットリテラシーやモラルを共有しておくと安心です。

eSportsはこんな子供におすすめ!

とにかくゲームが好き

eSportsはどんなジャンルにしろ、必ずゲームを介して競技に参加します。

そのため、元々ゲームが好きな子供であれば、熱中出来るタイトルが比較的簡単に見つかる可能性が高いでしょう。

「自分のやりたい事が分からない」という若者が増える現代社会において、自分の好きな事を明確にしておけるのは大きな財産であると言えます。

コミュニケーションが得意

ジャンルにもよりますが、eSportsはチームメイトや対戦相手とコミュニケーションを取る機会が多いです。

そのため、他人と話す事が好きな子供であれば積極的に交流を深め、コミュニケーション能力やリーダーシップを成長させていく事が期待出来ます。

ネットゲームがきっかけで友達になるというケースも多いですので、子供の人脈を広げてあげるという意味で有用に働く場面もあるでしょう。

将来の夢が「ゲーム関係」で明確

日本におけるeSports市場は年々拡大していますが、2020年の新型コロナウイルス流行による在宅需要の急増でその勢いは増したと言われています。

世界的に見ればeSports後進国と言われている日本ですが、裏を返せばまだまだこれからの伸びしろがある業界とも言えるでしょう。

ぼんやりとでも仕事としてゲーム業界に興味を示している子供であれば、eSportsのプレイを通じて様々な知識や業界事情について見識を広げておく事が出来ます。

まとめ

ゲームは日本でも古くから人気の産業でしたが、eSportsの台頭によってその影響力は増しています。

子供たちの間でも人気のゲームタイトルはコミュニケーションツールとして大いに機能しており、eSportsは身近な存在になっています。

eSportsは正しく遊ばせてあげれば学力やコミュニケーションスキルの向上に繋がるため、子供本人の財産としても残っていきます。

楽しく遊んで潜在能力を開花させるeSportsでそんな可能性を体感してみてください。