子どもの写真にはミラーレス一眼と一眼レフカメラどっちがおすすめ?

子育て

子どもの成長を写真に残したいけれど、カメラ選びに悩んだことはありませんか?

一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラは、どちらも高画質で人気ですが、子どもの写真にはどちらが向いているのでしょうか?

この記事では、ミラーレス一眼と一眼レフカメラの特徴を比較し、子どもの写真におすすめのカメラをご紹介します。

カメラの選び方で迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

一眼レフとは?

レフとは「光を反射する」の意味

一眼レフカメラの「レフ」は「光を反射する」を意味します。このカメラの中にはレンズとミラーが搭載されており、レンズから入った光がミラーに反射され、ファインダーから撮影シーンを覗くことができます。

そして、シャッターボタンを押すと、ミラーが上がってシャッターが開き、レンズから入った光が撮像素子に向かって届く仕組みです。この構造によって、ファインダーから視野を確認しながら撮影ができるため、被写体をより正確に捉えることができます。

また、一眼レフカメラは、レンズ交換ができるため、様々なレンズを使用して、様々な撮影シーンに対応することができます。

シャッターと絞りの仕組み

一眼レフカメラのシャッターと絞りの仕組みについて説明します。シャッターはカメラの中にある、光を通す穴を塞いだり、開いたりする装置です。シャッターを開く時間をシャッタースピードと言い、一眼レフカメラでは1/4000秒まで設定できます。これにより、高速に動く被写体でもシャッタースピードを上げて、止まった状態で写真に収めることができます。

一方、絞りはシャッターを通過する光の量を調整する機構です。絞りを開放すればたくさんの光が入りますが、シャッタースピードを上げることができません。絞りを閉じると、逆に光が少なくなりますが、シャッタースピードを上げることができます。絞りの値をF値と言い、F値が小さいほど開放された絞りで、光量が多くなります。一方、F値が大きいほど絞りが閉じられて、光量が少なくなります。

シャッタースピードと絞りを適切に設定することで、被写体をきれいに撮影することができます。また、シャッタースピードや絞りの調整によって、写真に表現的な効果を与えることもできます。

ミラーレス一眼とは?

画像を電子化

ミラーレス一眼カメラは、従来の一眼レフカメラのように反射鏡を使用せず、撮影時に直接センサーに光を取り込んで画像を電子化します。反射鏡を省略することで、従来の一眼レフカメラに比べて、小型・軽量かつコンパクトなボディを実現することができます。

また、ミラーレス一眼カメラのセンサーは、高精細で高速な自動ピント機能を備えているため、撮影時に高画質かつ高速なフォーカスが可能となっています。

ミラーレス一眼カメラは、昨今の技術革新によって、高品質な画像を提供するだけでなく、スマートフォンアプリとの接続やWi-Fiによるワイヤレス通信など、多彩な機能を備えています。また、従来の一眼レフカメラと同様に、レンズ交換ができるため、豊富なレンズラインナップを使って、幅広い撮影シーンに対応することができます。

軽量化されてコンパクト

ミラーレス一眼カメラは、一眼レフカメラに比べて軽量化されてコンパクトになりました。これは、一眼レフカメラに内蔵されている反射鏡やプリズムがなく、ファインダーに表示される光を直接センサーで読み取るため、レンズから取り込まれた光をショートバックフォーカスで直接センサーに送ることができるからです。このため、一眼レフカメラに必要なミラーボックスが不要になり、その分本体を小型化することができました。

また、ミラーレス一眼カメラには、レンズと本体を直接接続する「マウント」があり、一眼レフカメラのような「バヨネットマウント」と比較して、接続部分の厚みを薄くすることができます。これにより、よりコンパクトで軽量なレンズを開発することができるようになりました。

その結果、ミラーレス一眼カメラは、旅行やアウトドアなどで持ち運びやすく、撮影時のストレスを軽減することができます。

一眼レフのメリットは?

レンズのバラエティが豊富

一眼レフカメラの最大のメリットは、豊富なレンズの選択肢にあります。一眼レフカメラには、交換レンズを使用することができ、様々な写真撮影シーンに対応することができます。

たとえば、風景写真を撮る場合は、広角レンズを使って広大な風景を撮影することができます。ポートレート写真を撮る場合は、中望遠レンズを使って被写体を引き立てることができます。また、マクロレンズを使って、小さな被写体や細部を撮影することもできます。

一方、ミラーレス一眼カメラのレンズは、一般的には少ない傾向があります。しかし、レンズマウントの規格がオープンになっており、他社製のレンズも使用することができます。ただし、一眼レフカメラに比べるとレンズの種類が少ないため、特定の撮影シーンに対応することができない場合があります。

バッテリーの消耗が少ない

一眼レフカメラは、光学系を使うため、撮影中にバッテリーを消耗することが少なく、バッテリー持続時間が長いというメリットがあります。一方、ミラーレス一眼カメラは、電子ビューファインダーを使用するため、撮影中に電力を消費するため、バッテリー持続時間が短く、バッテリーの消耗が激しいという欠点があります。

ただし、ミラーレス一眼カメラのバッテリー持続時間は、機種によって異なり、最近の機種では一眼レフカメラにも引けを取らないほどに改善されており、一眼レフカメラでも、画面表示や動画撮影などによってバッテリーの消耗が激しくなる場合があります

一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラは、バッテリーの消耗について利点と欠点がありますが、使用用途や機種によって異なるため、自分の撮影スタイルに合ったカメラを選ぶことが大切です。

ミラーレス一眼のメリットは?

小型で軽い

ミラーレス一眼は、一眼レフカメラと比較して非常に小型で軽量化されている点が大きな魅力の一つです。一眼レフカメラは、ボディ内にミラーがあり、このミラーが光を反射して光路を変えているため、その構造上、一定以上のサイズが必要でした。しかし、ミラーレス一眼は、ミラーがないために構造が簡素化され、より小型かつ軽量なボディを実現できるようになりました。

この小型化・軽量化により、ミラーレス一眼は、持ち運びやすく、特に旅行やアウトドアなどでの使用において非常に便利であると言えます。また、小型であるために、撮影時の障害物が少なくなり、角度の自由度が高くなっている点も魅力の一つです。

ただし、一眼レフカメラと比較して、手ブレやカメラの動きに敏感になるため、手振れ補正機能を搭載している機種が多い点にも留意が必要です。

AIが搭載されている

ミラーレス一眼カメラには、AI(人工知能)を搭載した機能があるものが多くあります。AIは、カメラが撮影対象を自動的に識別し、最適な設定を選択することができます。

例えば、被写体が人物であれば、肌色をきれいに写すために自動的に調整されます。また、背景が雲や空であれば、空の色合いがきれいに表現されるように調整されます。これにより、素人でも簡単に高品質な写真を撮ることができます。

さらに、AIによって、手ブレや被写体の動きによるブレを自動的に補正する機能もあります。これにより、手ブレによるぼやけや、被写体が動いてしまって写真がブレてしまうという問題を解決することができます。AIの搭載によって、カメラ操作が容易になり、高品質な写真を撮ることができるようになっています。

子どもの写真を撮るのにおすすめのカメラは?

暗い所でもよく撮れるミラーレス一眼

ミラーレス一眼は、デジタル技術により高感度の画素センサーを採用し、暗い場所でもより明るく、よりクリアな写真を撮影できます。また、レンズを交換することで様々なシーンに合わせた撮影が可能であり、暗い場所でも美しいボケ味を表現することができます。さらに、手ブレを抑えるための高性能な手振れ補正機能も搭載されており、ノイズやブレを防ぎ、撮影時のストレスを軽減します。

特に、子供の撮影においては、暗い場所でも明るく、かつブレのない写真を撮影することができるため、ミラーレス一眼がおすすめされます。また、子供は動くことが多いため、高速かつ正確なオートフォーカス機能が求められますが、ミラーレス一眼は高速かつ正確なフォーカス機能を備えており、子供の動きを追いかけた撮影ができます

さらに、ミラーレス一眼は、軽量でコンパクトなので、外出時にも手軽に持ち運ぶことができます。そして、子供を撮影する場合は、撮影者が子供に近づいて撮影することが多いため、コンパクトなミラーレス一眼が非常に便利です。

また、Wi-FiやBluetoothを搭載しており、スマートフォンと連携することで、撮影した写真をすぐに共有することができます。

オートフォーカス機能でよく動く子の写真もOK

オートフォーカス機能は、カメラが自動的にピントを合わせる機能のことで、ミラーレス一眼カメラは、高速かつ正確なオートフォーカス機能を備えているため、動く子どもたちの写真を撮るのに適しています。特に、子どもたちが動き回るイベントや屋内スポーツなど、光が少なくても撮影することができます

ミラーレス一眼カメラには、フォーカスポイントを移動するタッチパッド機能や、子どもたちがいる場所に合わせてフォーカスを自動的に追いかける機能も備わっている場合があります。また、一眼レフカメラよりも小型軽量で、操作も簡単なため、撮影する場所や角度を変えて撮影することができます。

これらの機能によって、子どもたちの動きに合わせて素早くピントを合わせ、きれいな写真を撮影することができます。

まとめ

ミラーレス一眼と一眼レフは、どちらも子どもの写真には優れた機能を持っていますが、それぞれに特徴があります。

一眼レフカメラは視認性が良く、操作性が高いというメリットがあります。一方、ミラーレス一眼は小型・軽量なので、持ち運びに便利で、暗い場所でも高画質の撮影が可能です。また、多様な機能も備えているので、初心者や子どもの写真にも適しています。

最終的には、使い方や好みに合わせて選びましょう。