保育士は年度の途中でも転職できる?円満退職するポイントと成功のコツも紹介

保育士

「保育士って年度途中で転職するのは難しいよね?」とあきらめている人はいませんか?

たしかに、保育士業界では年度途中での退職・転職がご法度とされているのも事実です。

しかし、決してできないわけではありません。

年度末を待つべきか、年度途中でも行動すべきかしっかりと考えることが大切です。

この記事では、年度途中に退職できるのか、また年度途中での退職を避けたほうがよい理由について紹介します。

「年度途中での円満退職方法を知りたい」という人に向けて、その流れやポイントについても説明します。

年度途中での転職で覚えておきたいコツについても解説しますので、最後まで読んでくださいね。

保育士は年度途中に退職できる?

そもそも保育士は年度途中に退職できるのでしょうか。

年度途中でも退職できる!しかしデメリットも

もちろん他の職業と同じように、保育士も年度途中での退職が可能です。

しかし「転職や再就職を考えたときに影響が出るかもしれないこと」を知っておく必要があります。

保育士業界では、年度途中の退職にネガティブなイメージがあります。

特に保育園に転職したいと考えている場合は、年度途中での退職について慎重に検討したほうがよいでしょう。

雇用契約によっては年度途中の退職がNGの場合もある

「保育士も年度途中で退職できる」とお伝えしましたが、入職時の雇用契約によっては退職できないこともあります。

期間を定めて雇用契約を結んだ場合、原則、契約途中の退職はできません。

年度途中の退職を希望する人は、雇用契約についても確認しておく必要があるでしょう。

場合によっては自分の身を守るための選択も必要

年度末での退職が望ましいものの、自分を守るために退職という選択が必要な場合もあります。

保育園の労働環境が合わず、心身に支障をきたしているなら無理をせず退職する勇気も必要でしょう。

「担当の子どもたちや同僚の保育士などに迷惑をかけたくない!」という気持ちはすばらしいもの。

しかし、それ以上に大切にすべきなのは自分の健康です。

身体や心の状態が悪化してしまうと、仕事復帰自体が難しくなる可能性もあります。

心身に不調が出ている場合は、どうか自分にとって最良な選択をしてくださいね。

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年度途中の退職を避けた方が良い3つの理由は?

保育士はできるだけ年度途中での退職を避けたほうがよいでしょう。

年度途中に退職したことで同僚保育士から批判を受けたり、年度途中の退職を認めてもらえずトラブルになることもめずらしくないようです。

保育士が年度途中での退職を避けたほうがよい理由は、以下の通りです。

  • 担任をしている場合、子どをも混乱させる可能性があるため
  • 他の保育士への負担が大きくなってしまうため
  • 無責任な人だと思われる恐れがあるため

それぞれについて解説しましょう。

1.担任をしている場合、子どもを混乱させる可能性があるため

退職によって特に大きな影響があるのが、担任クラスを受け持っている場合です。

多くの場合、クラス担任は同じ保育士が1年間担当しますよね。

一番信頼関係を築きやすい担任の保育士が突然いなくなったら、子どもたちにショックを与えてしまうでしょう。

中には、クラス全体の落ち着きがなくなってしまうこともあるようです。

子どもは順応性が高いといわれていますが、一時的に子どもたちを混乱させてしまうことは避けられないでしょう。

2.ほかの保育士への負担が大きくなってしまうため

現在、ギリギリの人数で仕事を回している保育園がほとんどです。

そのため一人辞めてしまうと、他の保育士への負担が大きくなってしまいます。

たとえば行事の準備を考えてみましょう。

保育園には、運動会や発表会、遠足など行事がたくさんありますよね。

保育士にとって行事の準備は大切な仕事のひとつです。

行事準備は保育士総動員で行っている園も多いため、一人の退職によって他の保育士に業務の負担が増大してしまうことは容易に想像できるでしょう。

3.無責任な人だと思われる恐れがあるため

保育園は1年を通して子どもを保育する施設として、年間スケジュールが決まっています。

そのため年度途中に退職することで「仕事を途中で放棄した」とみなされることもあり、保護者や同僚保育士からの信頼を失ってしまうこともあるのです。

特に、辞め方に問題があった場合や退職時にトラブルが生じた場合には、無責任な人だと思われやすいです。

年度途中で退職する場合は、普段以上に周囲に配慮した辞め方が必要でしょう。

年度途中にスムーズに退職するための流れは?

年度途中での退職はトラブルになりやすいです。

できるだけトラブルにならないように、退職の流れを頭に入れておきましょう。

1.退職時期を考える

スムーズに退職するためには、まず退職しやすい時期を選ぶことが大切です。

時期が悪いと、退職を引き延ばされてなかなか辞められないケースもあります。

また、上司が時間を取りにくいため、うまく話ができないこともあるようです。

退職しやすいのは、行事が少なく、業務が落ち着ている時期。

退職しやすい時期

・新年度がはじまって落ち着いてきた6月

・業務にゆとりが出る8月

・運動会や遠足などの行事が終わった後の12月

自分が勤める保育園の行事を考慮したうえで、退職の時期を考えてくださいね。

2.退職の意思を伝える

退職時期が決まったら、退職の意思を伝えます。

一般的には2週間前までに伝えるとよいとされていますが、退職申請の時期に関する規則がある園もあります。

あらかじめ就業規則を確認しておきましょう。

また、伝えるときには、直属の上司に口頭で伝えます。

伝える順番や方法を間違えると、トラブルになりかねないため、気をつけましょう。

3.職員にあいさつをする

退職日が決まったら、職員にあいさつをします。

会議や朝礼など、できるだけ多くの職員がそろう場で伝えるとスムーズです。

伝える場については、上司と相談しておきましょう。

その場にいない職員へは、後で時間を作り、個別にあいさつできるとよいですね。

4.子どもや保護者に説明する

職員にあいさつができたら、子どもや保護者に説明する段階です。

すべての保護者にきちんと説明できるよう、方法やタイミングは上司に説明することをオススメします。

伝え漏れがあると、園に対して不信感を抱かれてしまうことも考えられます。

今後保護者と園が信頼関係を維持していくためにも、保護者への説明は慎重に行いましょう。

5.後任保育士に引き継ぎを行う

スムーズに退職するためには、しっかりと引き継ぎを行うことが大切です。

担任をしているクラスの子どもたちについてや、担当した行事・係については特に詳しくまとめておきましょう。

6.私物やロッカーを整理する

退職が決まったら、園に置いている私物の持ち帰りやロッカーの整理をはじめます。

次に使う人が気持ちよく使えるためにも、私物を早めに整理し、掃除をしておくようにしましょう。

勤務最終日には、花束をもらうこともあるようです。

想像以上に大荷物になることもありますので、早めに私物を持ち帰っておきましょう。

7.退職の手続きをする

退職には事務的な手続きも必要です。

以下に、保育士が退職するときに必要な手続きの例をあげました。

退職時に必要なもの

・退職届の提出
・備品やエプロンの返却
・健康保険証の返却
・定期券の払い戻し
・離職票の受け取り
・源泉徴収票の受け取り
・健康保険の任意継続
・借り上げ社宅など住宅関連の手続き

人によって必要となる手続きが異なります。

事前にどのような手続きが必要となるのか確認しておくと安心でしょう。

8.【退職日】最後のあいさつをする

勤務最終日には、当日勤務している保育士さんに最後のあいさつをします。

ゆとりのある時間帯を見計らって、お世話になった職員には個別であいさつをするのもよいでしょう。

年度途中に円満退職するための4つのポイントは?

ここからは、保育士が年度途中に円満退職するために気をつけたいポイントを4つ紹介します。

ここで紹介するポイントは、園やほかの保育士たちとの関係性をこじらせないために必要なことばかり。

退職時に不必要なトラブルを起こさないためにも、ぜひ参考にしてくださいね。

園や他の保育士のことも考えた辞め方をする

保育士が年度途中に円満退職するためには、園や保育士たちへの配慮を大切にしましょう。

年度途中で退職するとなると、園や他の保育士たちに迷惑がかかることは避けられません。

しかし、しっかりと引き継ぎをする、業務にゆとりのある時期に退職するといった配慮によって、多少なりとも他の保育士たちへの負担を減らせます。

今後の園や他の保育士たちのことも考えた辞め方をすることで、あなたに対するネガティブな印象を減らせるかもしれません。

退職の意思を伝える順序を守る

年度途中での円満退職のためには、退職の意思を伝える順序も大切です。

退職の意思は、直属の上司から伝えることが原則です。

たとえば直属の上司が主任なら、主任に伝えてから園長に伝えるといった流れをとります。

主任をとばして園長に先に話をしたことがきっかけで、トラブルになってしまうこともあるようです。

不必要なトラブルを招かないためにも、退職の意思を伝える順序は守りましょう。

引き止められた場合の対応も考えておく

年度途中に「退職したい」と言うと、引き止められるケースもあるでしょう。

多くの保育園はギリギリの人数で仕事をしているため、「辞められたら困る……」と考える園も多いのです。

しかし自分がしっかりと考えて出した結論であれば、退職の意志が強いことをはっきりと伝えるようにしましょう。

引き止められた場合の対応をイメージしておくことで、心が揺れたりあたふたしたりせずに自分の思いを伝えられるのではないでしょうか。

誰かに相談したい場合は園関係者を避ける

年度途中に円満退職したいなら、退職に関する相談を園関係者にしてはいけません。

あなたが辞めることで保育士たちへの負担が大きくなりますので、同僚保育士があなたに対して不信感を抱くこともあり得るでしょう。

それゆえ、トラブルになる可能性も高いのです。

退職について相談したいときには、園に関係のない外部の人を選びましょう。

できれば専門的な知識があるキャリアアドバイザーや、似たような経験をした先輩などがオススメです。

年度途中での転職を成功させるコツは?

保育士が年度途中での転職を成功させるにはコツがあります。

コツを押さえて、後悔のない転職活動を行いましょう。

退職理由の伝え方を工夫する

転職を成功させたいなら、退職理由の伝え方については工夫が必要です。

転職先の保育園には「また年度途中で退職されたら困る」という不安があるもの。

そのため転職の面接では、退職理由についてほぼ必ず聞かれます。

中には、深く聞こうとする保育園もあるかもしれません。

退職理由の伝え方として絶対NGなのは、前職の愚痴や不満を言うこと。

たとえ真実だとしても、そのまま伝えてしまってはあなたの印象が悪くなるだけです。

できるだけポジティブな内容に言い換える工夫をしてみるとよいでしょう。

どうしても難しければ、「家庭の事情でやむを得ず」とまとめてしまうのもひとつの方法です。

転職先の保育園が抱く不安を払拭できるような言葉で、退職理由を伝えるようにしましょう。

転職エージェントを利用する

おそらく年度途中での転職には、さまざまな理由があるのでしょう。

「自分ではどうしたらよいのかわからないけれど、同僚に相談することもできない」と悩んでいる人もいるかもしれません。

そんなときには転職エージェントを利用してみませんか?

退職方法や転職活動について、専門的な立場で相談にのってもらえます。

不安を自分で抱え込まず、転職エージェントを積極的に利用してみましょう。

まとめ

保育園という職場では、年度途中での退職や転職にネガティブな雰囲気があります。

しかし法律的には、退職や転職に関して何の問題もありません。

自分でしっかりと考えて出した結論なら、自信をもって進みましょう。

ただし、年度途中での退職は、どうしても周りの人に迷惑をかけてしまいます。

退職に際しては、周りへの配慮と感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。

ここで紹介した退職と転職のコツを参考に、後悔のないよう行動してくださいね。

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Ricca

2人の子育てをしながら在宅で働くwebライター。
今までたくさんの人材系記事に携わってきました。
転職に悩む人や転職に踏み切ろうと努力している人のために、本当に役立つ、リアルな情報をお伝えします。

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