ゲームプログラマーは仕事がハード?キツイ8つの背景と実態を徹底解説

転職
  • ゲームプログラマーってきついの?
  • きつくても続ける理由は何?
  • きつくない会社で働くには?

こんなことを考えていませんか?

スマホゲームやオンラインゲームの普及で、ゲームプログラマーの人気が増しています。

一方で、ブラックなニュースを耳にすることもあって、ゲームプログラマーになることに尻込みする人もいるでしょう。

そこで、この記事ではゲームプログラマーがきつい理由を徹底解説します。

ゲームプログラマーを目指している方はぜひ参考にしてください。

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【きつい理由を知る前に】ゲームプログラマーの主な仕事内容

ゲームプログラマーがきついとは聞くけれど、実際どんな仕事をしているのか分からない人もいますよね。

ここでは、ゲームプログラマーの主な業務内容を4つ紹介します。

どんなジャンルのゲーム開発でも共通しているので、じっくり読んでください。

企画

新しいゲームの開発では、どんなゲームを作るかをプランナーやデザイナーと一緒に話し合います。

プランナーの構想をもとに、技術的に可能かどうかプログラマーが意見を出します。

企画が正式に決定したら、

  • どの媒体でリリースするか
  • 動作環境
  • ゲームの仕様(UI・UXなど)

を練ります。

実装

仕様とゲームエンジンが固まったら、実際にプログラミングに移ります。

主に実装する機能は、以下のようなもの。

  • シナリオの動き
  • サウンド設定
  • ゲーム画面のUI

なお、多くのゲームではチーム単位で実装をします。

そのために、ゲームプログラマーにはプログラミングスキルだけでなく、円滑なコミュニケーション力、プロジェクトマネジメント力も求められます。

動作テスト

ゲームの実装が一発でうまくいくことはありません。

仕様通りに動作するかをテストします。

テストで確認する項目

ゲーム画面が仕様通りに変わるか
キャラクターの挙動に不備はないか
正しくプレイしてゲームをクリアできるか
操作はしやすいか

バグがあったら速やかに修正します。

デバッグはゲームプログラマーの中でも特にハードな仕事の一つですが、リリース後に不具合が発覚すると自社のブランドにキズをつけかねません。

動作テストは、ゲーム開発の中で最も大切なステップといえるでしょう。

保守・運用

無事リリースした後でも、CS向上のために保守・運用も欠かせません。

特にスマホゲームやオンラインゲームはプレイヤーの定着率を上げるために、頻繁にバージョンアップをする必要があります。

ユーザーからの口コミやアンケートを元に素早く修正するスキルが求められます。

【マジで大変】ゲームプログラマーがきついと叫ばれる理由8選

ゲームプログラマーの仕事内容は何となく理解できたと思いますが、具体的にどんなところがきつく感じるのでしょう。

理由は人それぞれですが、主な背景は主に8つです。

現役のゲームプログラマーの声も交えて紹介しますね。

納期がシビア

ゲームプログラマーがきつい背景として、厳しい納期に追われることが挙げられます。

多くのゲームでは、事前にリリース情報が告知されているため、発売日を変えることはできません。

もし、発売日を延期するようなことがあれば、楽しみにしていたユーザーからの信頼を裏切ることになります。

そして、開発スパンに余裕がないケースも多く、最終テストでは徹夜で仕事をする会社もあります。

仕事に対する余裕がないせいで、ゲームプログラマーの仕事をハードに感じる人は少なくありません。

常に勉強しなければいけない

常に向学心を求められるのも、ゲームプログラマーがきついといわれる理由の一つ。

ゲーム業界は変化が激しいからです。

例えば10年以上前に流行ったオンラインゲームでも、今ではサービスを停止しているケースは少なくありません。

ポケットモンスターや大乱闘スマッシュブラザーズのような歴史が長いゲームでも、何度もバージョンアップしています。

また、近年ではブロックチェーンを応用したVRゲームも誕生しています。

このように、新しいテクノロジーやニーズの変化に対応するために、ゲームプログラマーは常に勉強をしなければいけません。

常にスキルアップする必要があるせいで、ゲームプログラマーに耐えられない人もいます。

ユーザーからマイナス評価を受けることがある

ユーザーから厳しいレビューをされることがあるのも、ゲームプログラマーをきついと思う背景にあります。

せっかく苦労して開発したゲームでも、ネット上で「つまらない」「買って損した」などコメントされたら、落ち込むのも無理はありません。

時にはデザインやシナリオの不出来をプログラマーのせいにするユーザーもいるため「なんでこんな酷い評価を受けなければいけないんだ」と嘆く人もたくさんいます。

このように、マーケットからのフィードバックが厳しすぎるあまり、ゲームプログラマーを辞めたいという人もいます。

トラブルに対応しなければいけない

しばしばトラブル対応に見舞われるのも、ゲームプログラマーをきついと感じる人がいる理由です。

一番多いのはリリース後のデバッグです。

お客さんが実際にゲームをプレイした時に重大なバグが発覚して、急な修正を迫られることがあります。

デバッグが遅れるとクレームが入ったりネット上で炎上したりするため、ゲームプログラマーはかなりのプレッシャーをかけられます。

ゲームを作り終えても、トラブル対応で心が休まらないこともあるようです。

長時間労働に悩まされる

長時間拘束で疲れるのも、ゲームプログラマーがきつい理由です。

先述の通り、ゲームプログラマーは厳しい納期やトラブル対応が頻繁に起こるため、残業時間が長くなるケースが多々あります。

中には、やりがいを大義名分にサービス労働を強いる会社も。

働き方改革が進んでいるとはいえ、慢性的な長時間残業から抜け出せないゲームプログラマーは多いです。

職場の人間関係が面倒

職場の人間関係が酷くて、ゲームプログラマーをきつく感じる人はたくさんいます。

ゲーム開発はチームで行うため、多様なメンバーが複雑に絡みます。

その結果、

  • プランナーから無理な仕様を求められる
  • 技術的な話をしても理解してもらえない
  • デザイナーのスキルに不満がある

といった、メンバー間の衝突が起こることも珍しくありません。

他にもプレッシャーの大きい仕事のせいで、メンバーの些細な言動や態度が人間関係のトラブルに発展することもあります。

酷い場合は上司のパワハラがエスカレートし、訴訟沙汰になったケースも

このように、職場の人間関係が嫌でゲームプログラマーのきつさを感じる人は大勢います。

ゲームを楽しめなくなることがある

ゲームプログラマーになると、素直にゲームを楽しめなくなるつらさもあります。

なぜなら、仕事目線でゲームをプレイしてしまうからです。

  • シナリオはどう組み立てられているか
  • 使われているゲームエンジンは?
  • 自分ならどう実装するか

などといった考えが頭をよぎるため、純粋にゲームを満喫できない人は少なくありません。

また、ゲームをきっかけに仕事のつらさを思い出してゲームを嫌いになる人もいます。

ゲームを楽しめなくなるリスクがあるせいで、ゲームプログラマーをきついと思う人は一定数います。

好きじゃないゲームを作らなければいけない

勤めている会社が、全て自分好みのゲームを開発するとは限りません。

興味がないゲームでも作らなければいけないことがあります。

興味がないゲームを作るリスクとして、

  • ユーザーニーズを正しく把握できない
  • 勉強のモチベーションが上がらない
  • 不具合に気づきにくくなる

といった点が挙げられます。

興味がないせいで作品のクオリティが落ちると、ゲームプログラマーとしての評価が下がってしまうでしょう。

このように、好きでもないゲームを開発させられるストレスのせいで、ゲームプログラマーをきつく感じる人は多いです。

【きついけどやりがいあり】ゲームプログラマーが魅力的な理由3つ

ゲームプログラマーにはきつい仕事がたくさんあります。

それでも続ける人がいるのは、大変さに見合うやりがいがあるからです。

ここでは、ゲームプログラマーの主な魅力を3つ紹介します。

達成感を得られる

達成感を得られるのは、ゲームプログラマーの醍醐味といえます。

ゲームの開発にはプログラマーだけでなく、デザイナーやプランナーなど多くの人が協力して長期間取り組みます。

ゲームをリリースした瞬間の感動は、体験した人にしか分からない達成感があります。

特にRPGゲームでおなじみのエンドロールで自分の名前が紹介されたら、これ以上のやりがいはそう簡単に味わえません。

このように、ゲームプログラマーは他の職業では得られない達成感があるのが魅力といえます。

オリジナリティのあるプログラミングができる

キャラクターの動きや世界観など、他の開発では発揮できないクリエイティブなプログラミングができるのは、ゲームプログラマーの最大の魅力です。

もちろんオリジナリティを生み出すのはゲームクリエイターの仕事ですが、技術力があるゲームプログラマーなら企画段階で関われます。

そのため、その会社でしかできないプログラミングを実現できるでしょう。

成果が目に見えやすい

成果が見えやすい点も、ゲームプログラマーのやりがいといえます。

たとえば、プログラミングを実行したらキャラクターが思い通りに動いたりと、インパクトのある結果を得られます。

また、ゲームがリリースされるとプレイヤーの感想もネットにアップされます。

作品がヒットして良い口コミが拡散されたら、ゲームプログラマーにとってこれほど嬉しいことはないでしょう。

結果が表れやすいのは、ゲームプログラマーの醍醐味といえますね。

【きつくても辞めないほうがいい】ゲームプログラマーに向いている人の特徴

ゲームプログラマーには魅力があるのは分かっているけれど、現役プログラマーの中にはそれでも辞めたいと思っている人もいますよね。

ここではゲームプログラマーを続けた方がいい人の特徴を3つ紹介します。

安易に仕事を辞めると「ゲームプログラマーの方がマシだった」と後悔するかもしれないので、参考にしてください。

ゲームが大好き

いうまでもないことですが、ゲームが大好きな人はゲームプログラマーに適性があります。

ゲームが好きであれば、

  • ユーザーの立場でゲームプランニングできる
  • 多少働く時間が長くても苦にならない
  • 進んで新しいことを勉強したくなる

といったメリットがあるからです。

また、ゲームが好きで楽しそうに仕事をすると周囲のモチベーションも上げられるため、職場全体の生産性が上がります。

このように、ゲームが大好きであればつらいことがあっても、長い目で見れば活躍できるはずです。

論理的思考力に長けている

論理的に物事を考えられる人もゲームプログラマー向きです。

プログラミングは感情に任せてやってもうまく機能しません。

エラーが発生した時は、地道にロジックを組み立て原因を探る必要があります。

特にゲームは、キャラクターの動きを実装する際に数学や物理を駆使するため、一層のロジカルシンキングが求められます。

ゲーム制作にはクリエイティビティが必要ですが、論理的思考力があればよりゲームプログラマーとしての力を発揮できるでしょう。

好奇心が強い

好奇心旺盛な人はゲームプログラマーに向いています。

繰り返しになりますが、ゲーム業界では数えきれないほどのゲームがリリースされています。

新作ゲームには新しいテクノロジーが採用されることも多いため、飽きることが少ない点が魅力。

もしゲームプログラマーがきついからと異業種へ転職すると、仕事がつまらないと嘆くかもしれません。

「毎日の仕事に刺激が欲しい」「時代の最先端を駆け抜けたい」という人は、ゲームプログラマーに適しているといえます。

ゲームプログラマーがきつい現状から抜け出す方法3つ

ここでは、ゲームプログラマーがきつい労働を避けるために磨くべきやるべきことを3つ紹介します。

現役のゲームプログラマーはもちろん、これから目指す人もぜひ参考にしてください。

スキルアップ

スキルアップは最優先で取り組むべきポイントです。

なぜなら、働く環境を選べるからです。

たとえば、人よりプログラミングスキルが長けていたら、別のクライアントと取引すればいいでしょう。

英語が得意であれば、外資系に転職してより高い収入を得ながらプライベートを充実させることも可能です。

一方、市場に必要とされるスキルがなければ、どれだけきつい職場でもガマンして働かなければいけません。

ゲームプログラマーとしての選択肢を広げるためにも、スキルアップを徹底しましょう。

具体的に鍛えるべきスキルは、以降の章で詳しく解説します。

部署の異動

部署の異動は、ゲームプログラマーがきつい現状から抜け出すオーソドックスな方法です。

特に大きな企業ほど、部署によって働く環境の差が激しい傾向にあります。

実際、同じ会社のゲームプログラマーでも所属部署によって業務量に差があるといったケースは少なくありません。

今の部署ではどうしても耐えられないと感じたら、上司や人事に相談しましょう。

転職・独立

転職や独立も、ゲームプログラマーがきつい現状から抜け出す有効な手段の一つです。

ゲーム業界の中でも待遇や福利厚生、社風は大きく異なります。

たとえば大企業のように伝統や規律を重んじる会社もあれば、スタートアップのようにクリエイティビティを求められることもあります。

それに伴い、求められるスキルや労働時間、待遇も変わってくるでしょう。

ゲーム業界の中でも、個々の特性によってきつく感じるケースもあるので、合わないと感じたらなるべく早く転職や独立に踏み切ることをおすすめします。

ただし繰り返しになりますが、スキルアップは不可欠です。

スキル不足で転職しても、環境が変わらない可能性が高いからです。

転職で優位に立つためにもスキルアップは怠らないようにしましょう。

ゲームプログラマーがきつい現状から抜け出すために伸ばすべきスキル4つ

くどいようですが、ゲームプログラマーがきつい仕事から抜け出すうえで、スキルアップは欠かせません。

しかしどのような技術を高めたらいいのでしょうか。

ここではゲームプログラマーに極めてほしいスキルを4つ紹介します。

プログラミング

当然ですが、プログラミングスキルの向上は不可欠です。

プログラミングスキル向上のメリット

誰にでも読みやすいコードになる
実装時間を短縮できる
バグが少なくなる

プログラミングスキルを上げる方法は主に次の3つ。

  • 読書
  • 勉強会
  • プログラミングスクール

現役のゲームプログラマーにおすすめなのが勉強会です。

異業種のエンジニアから知見を得られたら、視野が広がります。

またこれからゲームプログラマーになろうと考えている人には、プログラミングスクールがおすすめです。

プログラミングスクールのメリット

プロから直接教えてもらえる
ポートフォリオを制作できる
就職サポートがある

いずれにせよ、きつい労働から抜け出すためには、プログラミングスキルの向上は不可欠です。

英語

意外に思われるかもしれませんが、英語力もあるときつい仕事から抜け出せる可能性が高くなります。

以下のように、キャリアの選択肢が広がるからです。

  • 外資系企業に転職
  • 海外部門へ異動
  • 独立して海外のクライアントと取引

外資系のゲーム会社に転職すると年収が上がる傾向にあるため、薄給できつい思いをしているゲームプログラマーにはチャンスです。

また、パワハラや理不尽な残業で悩まされているなら、独立して海外のクライアントと取引するという手段も現実的になってくるでしょう。

このように、ゲームプログラマーが英語を極めると、きつい職場から離れやすくなります。

コミュニケーションスキル

プログラマーと聞くと、ひたすらコーディングをしていればいいというイメージをもつ人もいるかもしれません。

しかし、きつい労働を避けるためにはコミュニケーションスキルを磨くことも大切です。

  • メンバー間の意思疎通がスムーズになる
  • 信頼関係が生まれる
  • 同僚や上司から学びを得られる

といった効果を期待できるからです。

「そうはいっても人と話すのは苦手」「なるべく面倒なコミュニケーションは避けたい」という人は、元気にあいさつするところから始めましょう。

あいさつがしっかりしていれば職場の雰囲気も明るくなり、自然とコミュニケーションが生まれるはずです。

マーケティング

ゲームプログラマーがきつい仕事から抜け出したいなら、マーケティングにも力を入れてください。

マーケティングができるメリット

上流工程に関わって高い報酬を稼げる
独立して自分のゲームを販売できる
プログラマーとプランナーのコミュニケーションがスムーズになる

開発だけしか経験がないと、どうしてもマーケターと話がかみ合わなかったり、作りたくもないゲームを開発させられてしまうといった辛さがでてきます。

しかしマーケティングに明るければ、よりユーザーニーズに合ったゲームを開発できるため、仕事が楽しくなるでしょう。

マーケティングスキルを鍛えるコツは、主に次の3つ。

  • 人気のゲームをプレイする
  • ゲームショウなどのイベントに参加する
  • ゲーム好きの友達から作品の感想を聞く

直接マーケットに出て情報を得ると、自然とマーケティング感覚が養われるはずです。

【きつくなくなる!】ゲームプログラマーにおすすめの資格6選

ゲームプログラマーがより良い職場で働くなら、資格取得もおすすめ。

知識を体系的に身につけられるうえに、転職でもプラスに評価されるからです。

ここでは、ゲームプログラマーにおすすめの資格を6つ厳選したので、興味があるものからチャレンジしてください。

Unity認定資格

Unity認定資格とは、世界的なゲームエンジン「Unity」のスキルを評価する試験です。

Unityはゲーム開発で人気のC#や2D・3Dの開発プラットフォームとして有名なため、Unity認定資格の注目度が上がっています。

Unity認定資格の種類は、主に次の4つ。

  • 認定アソシエイト:ゲーム開発初心者向け
  • 認定プログラマー:Unityの基本的な操作を問う中級テスト
  • 認定3Dアーティスト:視覚効果、3Dオブジェクトのレンダリングなどクリエイター向けの試験
  • 認定エキスパート:実務経験5年以上を対象としたプロ向けの試験

試験対策をしたい場合は、Unityのコースウェアを活用しましょう。

コースウェアとはUnityが用意している動画教材のことで、効率よく試験対策ができます。

CGエンジニア検定

CGエンジニア検定とは、公益財団法人 画像情報教育振興協会(CG-ARTS協会)が主催する、CGに関連する技術の習得レベルを測る試験です。

試験の誕生から30年以上の歴史があり、毎年2000人以上のエンジニアがチャレンジするなど、信頼度も申し分ありません。

出題範囲は、以下のようにゲーム関連のジャンルをはじめ、幅広い知識が求められます。

CGエンジニア検定の出題範囲

CGとディジタルカメラモデル
座標変換とパイプライン
モデリング
レンダリング
アニメーション
画像処理
視覚に訴えるグラフィックス
CGシステム
知的財産権

近年では、高度な画像処理やモデリングスキルを求めるゲーム会社も少なくありません。

市場価値の高いCGスキルを身に付けたいなら、ぜひCGエンジニア検定を活用してください。

Javaプログラミング能力認定試験

Javaプログラミング能力認定試験とは、ビジネス検定運営会社のサーティファイが主催するJavaプログラミングの資格。

1級から3級まで分かれており、1級は実技テストも課されるなどかなり実践的です。

各級の認定基準は次のようになっています。

1級オブジェクト指向に基づく分析・設計(UML)により業務システムの流れを把握し、変更仕様に従ってプログラムの保守ができる能力を有する。なおUMLの表記はユースケース図、シーケンス図、クラス図などの基本的な知識を有する。
2級Javaに関する一般的な知識を有し、小規模なプログラム(アプリケーション、アプレット)が適切に書ける。オブジェクト指向についての一般的な概念を理解している。
3級Java™に関する基本的な知識を有し、簡単なプログラムが書ける。

オブジェクト指向についての基本的な概念を理解している。

引用:Javaプログラミング能力認定試験|サーティファイ公式サイト

Javaはインフラや行政システムなど大規模開発向けの言語ですが、MineCraftのようなスケールの大きいゲームの実装でも重宝されています。

Javaのスキルは汎用性が高いので、Javaプログラミング認定試験で基礎知識だけでも身に付けておくといいでしょう。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験とは、IPA(情報処理推進機構)が主催している国家試験です。

IT人材に必要な基礎知識を幅広く身につけられることで人気を呼んでおり、新卒エンジニアに取得を義務付けている会社もあります。

出題範囲はプログラミングからネットワーク、プロジェクトマネジメント、経営戦略などさまざま。

「異業種からゲームプログラマーを目指すからITの知識が足りない」「基礎に自信がないから復習したい」という人におすすめです。

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験とは、システム開発においてより高度な知識を求められる資格。

前述の基本情報技術者試験の上位資格にあたります。

合格率も2割前後とかなり難関。

出題内容もシステム設計や要件定義などのテクニカルなものから、プロジェクトマネジメントまでハイレベルな問題が多いです。

ある程度エンジニアとして経験を積んだ方は、ゲームプログラマーとしてのポテンシャルを証明するためにチャレンジしてみるといいでしょう。

プロジェクトマネージャー試験

プロジェクトマネージャー試験とは、IPA主催の国家資格の一つで、システム開発のマネジメントスキルを評価する資格。

プロジェクトマネージャー試験の出題範囲

組織戦略及びシステム全般
実行可能なシステムの構想
リスク管理
評価分析

中でも論述試験では、実際のプロジェクトマネジメントに則した解答を求められます。

ゲーム開発においてもプロジェクトマネジメント力があれば、上流工程や企画などより責任のある仕事を任せてもらえるはずです。

キャリアの幅も広がるため、ブラックな職場で辛い思いをしても別の会社に転職しやすくなるでしょう。

プロジェクトマネジメント試験は、ゲームプログラマーのキャリアアップにおすすめの資格です。

【きつい職場とおさらば!】ゲームプログラマーにおすすめの転職エージェント3選

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、国内でトップクラスの案件数を誇ります。

ゲーム会社のエンジニア求人数は、2022年3月時点でなんと1,772件。

職種もゲームプログラミングからシステム開発まで幅広く見られる点が魅力です。

また、リクルートエージェントを使うメリットは、転職初心者でも徹底したサポートがあること。

実際に使った人も、何から始めたらいいかわからない状態でも懇切丁寧に面倒を見てくれたことを評価していました。

担当の人はとても親身な方で私が今やるべきことを1から説明してくれて、転職活動というものをスムーズに進める事ができました。
内定をもらったあとも、何から何まで入社までの準備をしてくれて本当に助かりました。自分1人だと何をして良いかまったくわからなかったので、きっとうまく転職活動できなかったと思います。

引用:BEST WORK

リクルートエージェントは、転職経験が浅い人にピッタリです。

 

マイナビクリエイター

マイナビクリエイターは大手転職エージェント「マイナビ」傘下のエージェントで、WebやIT・ゲーム案件に特化しています。

クリエイター専門のエージェントと謳うだけあって、独自のサポートが豊富です。

  • 企業に刺さるポートフォリオの作成ノウハウ
  • 職種別の書類添削・面接対策
  • こ業界専門のキャリアアドバイザーのカウンセリング

そしてマイナビクリエイターの大きなメリットが、利用者のキャリアをよく見て希望に沿った提案をしてくれる点です。

実際にマイナビクリエイターを使って第一志望のゲーム会社に内定した人も、自身の経歴を見てくれたことを評価していました。

キャリアアドバイザーさんからのメールで感じたのは、僕の経歴をすごく見てくれているということ。「こういうところが強みな気がするから、ここならどうですか?」と、具体的な提案をもらえました。そういうメールをくれたのはマイナビクリエイターだけだったんです。

引用:転職体験談|マイナビクリエイター公式サイト

マイナビクリエイターは、ゲームプログラマーになるために利用者の強みを引き出してくれるエージェントといえますね。

 

シリコンスタジオエージェント

シリコンスタジオエージェントは、ゲーム・映像業界を専門に扱う転職エージェント。

運営元のシリコンスタジオは1999年の創業以来、グラフィックやネットワークの技術サポート、家庭用ゲームやスマホゲームなどの開発に従事してきました。

そのため、ゲーム業界への理解度と企業のつながりもトップクラス。

また、利用者の希望に合わせてベストな提案をしてくれる点も魅力の一つです。

単に正社員であることや、年収が良いだけで求人をおすすめすることはありません。

時には派遣社員から経験を積んでもらい、数年後に再度転職のサポートをするといったプランも提案してくれます。

より納得感をもってゲームプログラマーになるなら、シリコンスタジオエージェントは心強い味方になってくれるでしょう。

 

まとめ

この記事では、ゲームプログラマーがきついと感じる理由と仕事の魅力、より条件がいい会社に転職する方法などについて解説しました。

繰り返しになりますが、ゲーム業界は競争が激しい分ブラックな労働を強いられることは珍しくありません。

しかし、スキルアップして自分に合う会社を見つければ、ゲームプログラマーの辛さに悩まされなくなるでしょう。

ここで紹介した転職エージェントも活用して、理想のゲームプログラマーになってください。

記事の執筆者
喜多村道秋

2018年より英語学習専門のブロガーとして活動。2020年に月間最高アクセス9万PVを達成。
また、2020年よりSEOライターとして活動開始。
英語学習を初め転職活動、ライフスタイル記事など多ジャンルの記事を執筆。
>>https://www.wantedly.com/id/garushia

Manap