自動車整備士になるには?仕事内容・働き先・難易度・試験内容など解説

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自動車を安全に運転できるように整備する自動車整備士は国家資格です。

自動車整備士はディーラーだけでなく、中古車販売店や車用品店などさまざまな場所で活躍しています。

この記事では、自動車整備士になるにはどうすればいいか、どんな働き先があってどんな仕事をしているのかなど詳しく解説していきます。

自動車整備士とは?

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自動車整備士国家資格は自動車の安全を確保する資格です。

ただ整備するだけでなく、自動車の進化についていかなければなりません。

車検や法定点検に加え、故障が疑われる車を点検するのも自動車整備士の役目となっています。

元々は国家資格ではありませんでしたが、検査に不備があると事故を起こして命に危険を及ぼすため、自動車整備士技能検定規則(昭和26年運輸省令第71号)として規定を受けました。

自動車整備士になるには?

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自動車整備士は進学せずに就職してからでも目指すことが可能です。

ただし、働きながら自動車整備士を目指す方と、専門学校へ進学して自動車整備士を目指すのでは資格を取得するまでの道のりが違います。

ここではどのような違いがあるのかを紹介します。

働きながら取得

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自動車整備士という仕事自体は実務経験が無かったり、無資格者でも働くことが可能です。

ただし、進学せず自動車整備士国家資格を取得するには実務経験が必須になります。

実務経験は自動車ディーラーや中古車販売店などで積むことはできますが、どこでもいいとは限りません。

地方運輸局が選定した一定以上の規模を持つ整備場とスタッフを備えている「指定工場」、「認証工場」で実務経験を積む必要があります。

働きながら資格取得したい方は、まずは指定工場か認証工場で働いて3級自動車整備士を目指しましょう。

3級自動車整備士になるには実務経験を1年以上積まなければなりません。

実務だけでは足りないという方は、民間研修講座で知識と経験を補うことも可能です。

ちなみに、2級自動車整備士を取得するには3年以上の実務経験が必要になります。

専門学校へ進学

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最終学歴が高等学校卒業以上の方は、専門学校へ進学して資格を取得することもできます。

働きながら取得する場合とは違い、最初に取得できる資格は2級自動車整備士です。

実務経験は専門学校の授業で行い、卒業と同時に受験資格を得ることができます。

250万円程度の学費はかかりますが、最短で2級自動車整備士を取得するには専門学校以外の選択肢はありません。

2級自動車整備士を取得し、現場で3年以上実務経験を積むと1級自動車整備士の受験資格も得ることができます。

また、1級自動車整備士の課程を有する4年制の専門学校や大学校に通えば、卒業と同時に1級自動車整備士を受験することが可能です。

自動車整備士の仕事内容は?

点検と整備

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自動車の事故を未然に防ぐため、不具合や故障個所がないか点検し、必要なら部品を交換・修理します。

自動車の部品はどれも消耗品なので、交換時期や点検時期が細かく設定されていますが、使用状況によっては交換を先延ばしにすることも可能です。

エンジンルームや室内が汚れており、点検や整備の足枷になる場合は最低限の清掃も行います。

急な故障や事故で運ばれてきた自動車を修理するのも自動車整備士の仕事です。

装飾品の取り付けと改造

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ディーラーや中古車販売店などで、自動車のオーナーから依頼があればオプション品を取り付けたり、改造を施したりします。

オプション品は全て取り付けられるわけではなく、基本的にはカタログに掲載されている「ディーラーオプション」のパーツです。

また、改造は違法にならない範囲で行わなければならず、違法改造をすると指導が入ったり、悪質な場合は最悪資格をはく奪されることもあります。

説明

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自動車を整備したり修理したりした際には、オーナーにどんな内容か、いくらかかるのかを説明する必要があります。

これも自動車整備士の仕事ですが、最低限の部品交換や点検だけなら営業マンに任せることがほとんどです。

事故車や故障が酷い自動車の場合は、整備場にオーナーを連れていき、細かく説明することもあります。

先進技術への対応

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自動車といってもガソリン車だけでなく、ハイブリッド・ディーゼル・電気自動車などさまざまなタイプに適応しなければなりません。

常に進化し続ける技術に対応する機材や知識が必要になるため、自動車整備士は年に数回ある研修を受ける必要があります。

研修は全員ではありませんが、1つの店舗から1人から2人は受けることが一般的です。

未資格者

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働いて資格を取得しようとしている方や、そうでない方も自動車整備士として働くことが可能です。

しかし、資格取得者でないと扱ってはいけない項目が多すぎるため、基本は資格を持っている自動車整備士の補助的な役割や雑務などしか任されません。

自動車整備士の働き先は?

自動車ディーラー、認定中古車店、中古車専門店

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主に入庫した自動車や中古車として販売する自動車の整備を行います。

中古車専門店の場合は最低限の作業しか行わない店舗もあり、その場合は提携している自動車ディーラーへ持ち込むことが一般的です。

自動車整備場

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整備を専門とした店舗や工場のことです。

さまざまなメーカーの自動車に対応しなければならないため、幅広い知識が必要になります。

レースチーム

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レースカーを持っている企業でも自動車整備士が働いています。

一般的な自動車よりも部品の精度が高かったり、高度な技術と知識が必要になったりします。

その他

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バス会社やトラック会社、レンタカー取扱店やガソリンスタンドなどです。

仕事内容は自動車ディーラーや中古車販売店と変わりませんが、バスやトラックの整備はより専門的な知識を要します。

自動車整備士の難易度は?

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3級自動車整備士の合格率は90%を超えることがほとんどで、平均合格率は95%程度です。

同様に2級自動車整備士も高く、80%から90%を推移しています。

働きながら受験する方と比べ、専門学校を卒業した方の方が合格率は若干高めです。

1級自動車整備士では難易度が一気に上がり、筆記・実技に加え口述試験もあるため、より専門的な知識を必要とします。

筆記試験は40%程度、口述試験は90%台前半の合格率で、実技はばらつきがあり、25%から多い年は95%まで跳ね上がります。

自動車整備士の試験内容は?

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どの級も年齢制限なく受験できますが、試験内容は級ごとに違いがあります。

国土交通省の基準では、3級が「簡単な整備」、2級が「一般的な整備」、1級が「整備」となっています。

つまり、2級に合格すると、高度な技術を要する作業以外、ほぼ全ての自動車整備士としての業務に携わることが可能です。

1級なら自動車の整備内容や整備の難易度に関わらず、全ての整備を行えるようになり、高度な知識と技術が必要になります。

試験勉強について

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国土交通省と日本自動車整備復興会連合会では過去問題を公開しています。

年によって若干形式が変わりますが、参考にしてみるのもいいでしょう。

1級の問題は注釈が多すぎてどこが要点か分かりにくいため、初めから問題を解くのではなく、先に解答を見てどのような特徴があるか把握しておくことをおすすめします。

資格を取得したら終わりではない

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自動車の進化が続く限り、自動車整備士も知識をアップデートしていかなければなりません。

また、普段目にすることのないエンジン内部や電装系も、メーカーによって大きく異なります。

資格を取得したままの知識では時代の流れについていけなかったり、メーカーの特色に対応できないため、実務経験を通してさまざまな知識を積極的に取り入れる姿勢が大事です。