司法書士になるには?仕事内容・働き先・難易度・試験内容など解説

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日本には数多くの法律が存在し、それらをもとにトラブルを解決したり、手続きを進めたりする職業や機関があります。

司法書士という職業も、そのうちの一つです。

女性にも人気がある職業で、社会人として働きながら司法書士を目指そうとする方も少なくありません。

ここでは、司法書士とは一体何か、具体的な仕事内容や司法書士の資格試験などについて解説していきます。

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司法書士とは?

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司法書士というのは、財産や資産に関するさまざまな法的手続きを行ったり、トラブルの解決を手助けしたりする職業です。

例えば何かの会社を起業しようと考えた際、発生する手続きの全てをトラブル無しに進めるのは簡単ではありません。

その際に司法書士に相談することで、法的な判断から必要な手続きを代理で行ってもらうこともできます。

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要するに、法律に関する知識を生かし、人々の事業や生活を支えているのが司法書士です。

国家資格が必要な職業ではあるものの、資格さえ取得できれば性別や年齢に関係なく仕事ができるので、社会人の女性にもおすすめできる職業だといえるでしょう。

司法書士になるには?

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司法書士になるには、一般的には国家試験を受けて合格する必要があります。

例外として裁判所事務官・検察事務官などの職業の人は、法的な認可を得て司法書士になることも可能です。

ですので、通常は試験に合格することで資格が取得でき、晴れて司法書士として活躍できるようになります。

一方、資格を取得するまでの勉強方法は人によって異なり、代表的な勉強方法として挙げられるのが、通学・通信講座の受講です。

通学講座(スクール)に通って勉強する

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通学講座の場合、リモートで行っているところもありますが、基本的にはスクールが提供する施設の講義室に通う形になります。

室内にはもちろん講師が常駐しているため、不明な点があればすぐに質問できるのが大きなメリットです。

また、時間の融通が利くところも多いので、忙しい社会人でも通い続けることができます。

通信講座で勉強する

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一方で通信講座は、テキストや講義動画を見ながら自主的に学習する形式です。

受講と同時に学習のための教材をもらうことができ、その教材を用いて場所を選ばず学習することができます。

通学する講座と違って講義の時間などが決まっているわけではないので、就寝前やちょっとした休み時間など好きな時間に勉強できるのがメリットです。

ただし、通学講座と違って講師が常におらず、質問はメールやチャットなどになります。

独学で勉強する

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司法書士の試験対策の出版物は数多くあり、インターネット上にも情報が豊富に掲載されているため、独学で勉強するのも一つの方法です。

講座を受講すると数万円以上の金額がかかる一方、独学であれば出費を抑えることができます。

しかし、不明な点があっても質問する相手がいないため、自力で解決しないといけないのはデメリットです。

それだけでなく、インターネットの情報には誤った内容が含まれていることも少なくないので、独学で勉強するのは少しハードルが高いといえるでしょう。

司法書士の仕事内容は?

登記に関する業務

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司法書士の仕事内容はさまざまですが、中でも代表的なのが「登記」に関する業務です。

登記というのは、ある事柄の関係性などを社会に公示する制度および手続きのことを指します。

司法書士は、不動産の所有権などの権利関係を登録する不動産登記や、企業の情報を登録する商業登記を行うことが多いです。

その他にも登記に関する仕事が基本となるので、司法書士に興味があればそれらの手続きについて勉強してみると良いでしょう。

書類作成業務

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登記以外では、書類の作成を代行することもあります。

例えば、法務局や裁判所などの機関に提出する書類は内容が複雑で、一般人から見てもどこに何を書けば良いのか、困ってしまうことが多いです。

司法書士は法律に関する知識だけでなく、法的手続きに必要となる書類作成についての知識も有しています。

そのため、個人や企業から依頼を受け、内容が複雑な書類の作成・提出などを代行することが多いというわけです。

起業に必要な書類を作ることもあれば、離婚協議書や遺言書の作成などを代行することもあります。

司法書士の働き先は?

司法書士の働き先はさまざまですが、ここでは例として、司法書士の資格を生かせる働き先を2つ紹介します。

司法書士事務所

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司法書士の就職先としてもスタンダードなのが、司法書士事務所です。

試験合格後は新人研修を受ける義務があるのですが、その際に希望すれば、希望に近い事務所に配属させてもらうことができます。

インターンシップのようなもので、他の進路に行くことも少なくないですが、研修を受けた事務所にそのまま就職するケースが多いです。

特に就職先について希望がない場合は、ひとまず事務所への就職を検討しておくのが良いでしょう。

独立開業

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これは資格取得だけではなく実務経験も必要とされますが、司法書士として独立開業するという選択肢もあります。

個人事務所や共同事務所を設立したり、司法書士としてさまざまな仕事の受注や派遣を行うような会社を起業したりと、開業形態はさまざまです。

1年~4年ほど司法書士事務所で経験を積んでから独立するのが一般的ですが、身近にベテランの司法書士がいるなら、その人と一緒に開業してみるのも良いでしょう。

司法書士の難易度は?

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司法書士試験に対し、難しいという印象を持っている方も少なくないでしょう。

事実、司法書士試験の合格率は平均約3%と言われていて、一般的な試験に比べるとかなり合格率は低めです。

そのため、合格率を見ると非常に高い難易度の試験だと感じてしまうかもしれませんが、受験する際に合格率を気にする必要はそれほどありません。

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そもそも司法書士試験というのは、年齢や性別にかかわらず受験可能なので、合格はともかく受験のハードル自体は非常に低いです。

しっかり勉強している方もいる一方、勉強し始めて日が浅い方や、ほとんど勉強していないという方でも受験できます。

そのため、勉強を重ねれば十分に合格できる試験だといえるでしょう。

司法書士の試験内容は?

出題内容について

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司法書士試験は、筆記の一次試験と口述の二次試験があり、一次試験は午前の部(2時間)・午後の部(3時間)の2部制です。

午前の部では択一式の問題が計35問、午後の部では同じように択一式の問題が35問と不動産登記・商業登記に関する記述問題が2問出題されます。

午前は憲法や民法といった基本科目が多いですが、午後になると民事起訴法や司法書士法など、専門的な知識が問われる科目が増えるので難易度が高いです。

合格ラインについて

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司法書士の一次試験は既定の点数によって合否が決まるのではなく、試験結果の上位数パーセントから合格者が選出されます。

基準点を超えていることが前提となりますが、他の受検者が高い点数によって合否が左右される部分もあるので、運が悪いと高い点数を取っても合格できないことがあるかもしれません。

一次試験は合計280点満点ですが、例年の一次試験合格点は約210点ほどなので、220点程度を目安に勉強するのがおすすめです。

まとめ

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司法書士試験は専門的な出題内容ばかりのため、しっかりと試験勉強することが重要になります。

勉強方法はさまざまですが、通学・通信講座は自由な時間で勉強できることも多いため、忙しい社会人でも続けやすいです。

就職先も豊富なので、職探しに困らないというメリットもあります。

社会人だからと諦めている方も、ここで解説した内容を参考に司法書士を目指してみましょう。

記事の執筆者
リズ

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