建築士になるには?仕事内容・働き先・難易度・試験内容など解説

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戸建てやビルなどを建てる時は、設計図をもとに建築を行うことになりますが、その設計図を作っているのが建築士です。

将来色々な建物を設計したいという夢があり、建築士を目指している方もいるかもしれません。

建築士になるためには、資格の取得方法などを知っておく必要があります。

今回は建築士になるための方法や、仕事内容、試験の難易度などを詳しく解説していきます。

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建築士とは?

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建築士というのは、建物を建築する時に設計図を作ることを主な仕事とする職種です。

戸建てや公共施設などの建築を依頼された時に、建物の外観や内装のデザイン、間取りなどの設計を行います。

設計図を作る時は、建物の構造や防災、耐震などのことも考えなければなりません。

法律で細かなルールが決められているため、無闇に設計すると違法建築ができてしまう可能性があるため、誰でも建築士になれるというわけではないのです。

国家試験に合格し免許を取得した人が、建築士として働くことができます。

一級建築士や二級建築士など、建築士にも種類があり設計できる建物の規模も変わってくるので注意しましょう。

建築士になるには?

建築士には二級建築士や一級建築士などいくつか種類がありますが、それぞれの資格で取得の道のりが変わってきます。

では、どのような方法で資格を取得できるのか詳しく見ていきましょう。

木造建築士や二級建築士になる方法

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木造建築士や二級建築士になる方法は大きく2つあります。

1. 建築学科等を卒業して国家試験を受ける

大学や短大、専門学校の中には建築学科等を備えた学校があります。

そこを卒業することで、二級建築士や木造建築士の国家試験を受ける権利が得られるのです。

実務経験が無くても試験を受けられ、最短で資格取得できるのがメリットと言えるでしょう。

2. 実務経験だけで国家試験を受ける

木造建築士や二級建築士になるために、必ずしも建築関係の学校を出ている必要はありません。

指定された実務経験を積めば、誰でも国家試験にチャレンジできます。

ただし、このケースでは7年以上という長い実務経験が必要になるので、最短で建築士の資格を取得したい人は注意しましょう。

一級建築士になる方法

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一級建築士になる方法は2つあります。

令和2年の法改正によって、実務経験は受験要件ではなく免許の登録要件に変わったので注意してください。

1. 建築系の学校を卒業して国家試験を受ける

この方法では、学校を卒業した後すぐに試験を受けることができますが、合格後に実務経験を積んで資格免許の登録という流れになります。

また、試験合格の前後で実務経験の期間を通算することも可能です。

2. 二級建築士を取得して国家試験を受ける

先に二級建築士の資格を持っていると、他の受験資格は無しで試験を受けることができます。

建築に関する学歴が無いという人はこのルートを狙うのがおすすめです。

建築士の仕事内容は?

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建築士の主な仕事は、様々な建物の建設にあたり設計図を作ることです。

住宅や公共の建物などの設計図を作りますが、建築基準法で決められている耐震性や安全性を考慮しなければなりません。

建物のデザインや間取りはもちろん、空調や給排水などの設備のことまで総合的に考える必要があります。

設計や建築技術、法律まで幅広い能力が求められる仕事なのです。

また、設計図を作ったら仕事が終わるというわけではありません。

作った設計図の通りに建築が進められているかのチェック、建築現場での作業の指揮、役所への手続などを行うのも建築士の大切な仕事です。

建築士の働き先は?

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建築士の働き先として代表的なのは建築会社やハウスメーカー、建築設計事務所などです。

建築会社では、建設設計や建築工事などの依頼を一式で請け負っています。

規模の大きい会社はゼネコンとも呼ばれ、都市開発や駅の再開発など大きな仕事にも関わることができるでしょう。

ハウスメーカーは、主に戸建住宅の設計や販売などを行っている会社で、ある程度仕様やデザインが決まっているので、その中で設計を行うことになります。

他にも、工務店で働く建築士も多く、規模が小さい会社では部署が分かれておらず、建築士が営業の仕事まで行うケースもあるようです。

建築事務所は規模や分野も様々で、どこで働くかで仕事内容も大きく変わるので注意しましょう。

開業したり公務員になる人も

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また、建築設計事務所で働きながら経験を積み、独立開業する建築士も多いです。

経営などプラスアルファの知識が必要にはなりますが、自分の会社を持てることは夢がありますね。

他にも公務員として建築士の仕事をする道もあり、地方自治体には都市開発や建築の部門が設けられています。

公務員試験を受けて合格すれば、公務員として地方自治体の各部門で働くことが可能です。

建物をイチから設計するよりは、建築工事の監理や工事費の算出、メンテナンスに関する仕事などをメインに担当するようです。

建築士の難易度は?

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建築士資格の難易度は種類や年度によって変動があります。

例年のデータでは、一級建築士の合格率は約12%、二級建築士が約23%、木造建築士が約35%となっています。

つまりは木造建築士、二級建築士、一級建築士の順で難易度が高くなるということです。

二級建築士の資格があれば木造建築士が扱える規模の建築も行える、一級建築士であれば建設規模の制限がないというように、資格の種類によって扱える建物の規模が変わります。

そのため、扱える建物の規模が大きくなればなるほど、資格取得の難易度も高くなるというわけです。

建築士の試験内容は?

試験日程について

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建築士の試験は年1回、例年7月と9月の二段階に分けて行われます。

7月が学科試験、9月が製図試験となっており、どちらも6時間前後と長丁場の試験なので、体調管理をしっかり行い試験に臨むことが重要です。

科目数と問題数は受ける試験によって変わるので受ける際に確認しておきましょう。

試験科目について

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二級建築士と木造建築士では、「建築施工」「建築法規」「建築構造」「建築計画」の4科目から出題されます。

一級建築士では、さらに「環境・設備」が加わるため5科目になります。

問題数は二級建築士と木造建築士が全100問、一級建築士が全125問です。

総得点だけではなく各項目の基準点も合格基準に達する必要があるので、満遍なく勉強して苦手分野を無くしておきましょう。

自分にあった方法で建築士を目指そう!

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今回は建築士の資格についてご紹介してきました。

一級建築士や二級建築士などいくつか種類があり、それぞれ資格取得までの道のりが変わってきます。

建築系の学校に通う方法や、実務経験を積んで直接試験を受ける方法などがありますが、取得までの期間も変わってくるので注意してください。

将来どんな仕事をしたいのか考え、自分に合った方法で建築士を目指しましょう。

記事の執筆者
リズ

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